去年の12月末にセミリタイアしてから、2月に空手稽古を受けるようになりました。
武術稽古を受けるようになった経緯としては、Twitterで全国を廻って日本の古武術伝承のために、活動しているという師範がいまして、その師範というのは、裏のとある界隈では有名なアカウントでして、フォロワーも数万いる大きなアカウントでした。
ずっと2,3年前からフォローして、その方のツイートはよく眺めてましたが、古武術伝承のための全国を廻る活動には参加する気はありませんでした。
しかし、ここ最近絡みがあったB氏という同じくTwitterで知り合い、相互フォロワーだった方がそれに参加していたので、私も影響されてしまいまして、護身術とか気になっていたので、興味本位で参加してみることにしました。
今、考えてみると行動早すぎだろと思います。セミリタイアして2か月目で始めましたからね。
体験会に参加
さて、師範の稽古に参加するには、まず体験会を3回受けるんですね。体験会を受けてから、そのまま入門するかどうか決め、4回目以降からは入門費と月謝を支払って、晴れて入門生となります。
その体験会では、相手の攻撃を受ける練習やら、同じ参加者と組手をして、試合形式で実際にやってみたり、後は太極という型の練習をやったりしました。
普段動かさないような部分を動かしたり、体の左右で違う動きをしたり、最初は思うように動かせず、ついていくので大変でしたが、2回、3回と稽古を積み重ねていくと、自然と動きが取れるようになってきたので、やっていて最初は楽しかったです。
しかし、この体験会で、1年先輩の入門生が師範に結構キツイ言葉でどやされていたので、その点は気になっていました。
ま、でも、初心者である私にはまだ優しかったので、取り敢えず続けてみようと3回まで続けました。
ま、体験会の時点でも結構厳しく指摘を受けたりしたので、その点どうなのかなぁと^^;
セミリタイアしてストレス耐性がかなり落ちている自分にとってどうなのだろうとは思っていましたが、この頃何か「逃げてはいけない」「自分が今までやってきたこと(仕事ができないことを開き直ったり)は逃げかもしれない。今度は立ち向かってみよう」みたいな思想に取り付かれていた(師範も「人は楽なほうに逃げたがる」みたいなことも言っていたので、その影響も受けてた)ので、そのままムキになって、体験会後も入門して続けてみようと思い、続けることにしました。
入門してから・・。
さてはて、入門してから何か変わったことがあるかというと、体験会の時と変化はあまりありませんでした。
ただ、師範の口調が少し厳しくなってきたなかなってくらいです。ま、それは、先輩への厳しい対応見てたら、あながちそうなるだろうなあとは思ってました。
まあ想定通りという感じ。
しかし、稽古後に時折飲み会があるのですが、体験会の時も歓迎会と称して飲み会がありました。
その時は普通にワイワイ楽しく参加してたんですが、入門してから、この飲み会に関してはある変化がありました。
それは、気遣いができているかどうかチェックを受けるようになったのです。
先輩に酒を注いでいるか、取り箸はちゃんと用意されているか、それに気づけているか?みたいな。
これができていないと厳しく指摘を受けるようになったのです。
私の場合、飲み会で、皆それぞれ料理を注文するように言われるんですが、私は1200円もするアイナメの刺身を注文しました。
これについて師範に厳しく指摘されます。会計金額が高くなるだろうということで。
友達と飲み会する時は結構好きな料理を値段気にせず注文してしまうので、そのくせが出てしまいましたね。
しかし、そこの店の料理自体が高い商品が多く、他の入門生ははんぺんの揚げ物とか本当に安い物しか注文していませんでした。
これってどうなんでしょ^^;店の選択にも問題アリなのでは?^^;と思いつつ・・。
師範がこの気遣いができているかどうかチェックする目的としては、相手目線を大切にできているかどうかというのがあります。
相手のことを考えて、相手の立場に立って動けるかどうか?
現代は相手を思いやれる人間が少ないということで、そういう視点を重んじているのだろうということが見て取れました。
言いたいことは分かるのですが、私はこの相手に立場に立って考えるということがとても苦手だと感じています。
日常生活では日々相手を傷つけないようにしようとか、相手が失敗しても笑って済まそうとか、優しくしようとかそういう意識はしているんですが、相手の立場に立って、相手が求めていることは何なのか考えながら動くというのが苦手なのですね。
そのせいで仕事ができなかったというのもあると思います。
私はこの相手目線で考えて行動できないことから、稽古でも飲み会でも厳しく言われるようになっていきました。
そして、それが後の辞めるきっかけとなる出来事に繋がっていきます。
その2に続く。