昨日、親父と電話していたんだが、ふと親父の口から、就職先が決まったという旨の報告を貰った。
親父は7年くらい前に以前勤めていた会社を退職した。その時は51歳だったかな。
そして今の今までは家庭教師をしながら金を稼いでいた。
そのころの親父は中学生、高校生相手に勉強教えてたんだけどさ、すごいイキイキしてたんだよな。
「会社にいた頃は、やりたくもない仕事をやらされて、やりがいも何も無かった。今じゃ中学生、高校生、そのお母さんたちから尊敬されて、凄いって言われて、もう俺は幸せや」
みたいなこと言ってたっけな・・。
それが、就職するという。一般企業に。
本人は「この年になると承認欲求が欲しくなるんやあ。」って言ってたんだけど、家庭教師で十分承認欲求を満たされていたんじゃなかったのかな。ま、仕事が減ったみたいなことは言っていましたが。
それにもう親父は58歳でもうすぐ定年だが、それについて聞くと、
「就職先は定年が無いねん。だから何歳までも働ける。」
だそうだ。うわあ、俺とは真逆だな・・。そんなに仕事がしたいのか。考えられない。
誰かに必要とされたいみたいですが、私なんかは、必要とされるような能力やスキルも何も無いわけで、承認欲求なんていう欲求は持たないようにしてたら、もはやどうでもいいと思えるレベルになりましたが。
今までに承認欲求を満たされてきた人は、ずっと承認欲求を求めてしまうのですかね。
ま、承認欲求を満たせられる能力のある人だから問題無いとは思いますが、うちの親父
こういうの見てると、1人寂しく死にたくないから結婚したい、1人で寂しい人生送りたいのか?とか独身の人に聞く人は、恐らく今まで満たされてきた人ばかりなのと同様に、一度満たされたら、さらに満たされたいと思う気持ちが際限無く続くのかな。
というか、親父は何歳まで働くつもりなのかな。もう死ぬまで働きたいのかな。
労働大国ニッポンで生まれたなら、それが一番幸せなんだろうな。