ヘタレな無職の日記

仕事ができず窓際に追いやられた無能リーマンが節約と投資、副業で資産形成し、31歳で退職しました。これからは少しの小遣い稼ぎ(Uberとか)と家庭菜園、資産切り崩しで生きていきます。

新卒社員1人に尊敬される その1

私は今、仕事で高卒の新卒社員と関わる仕事をしている。前からもちょくちょく述べているが、私はダメ人間なのでこの新卒社員から陰でバカにされたり、モノマネをされたりしている。何人かは私に嫌悪感を抱いているのを露骨に表情に出してくるやつもいる。

ダメリーマンの性だからこればかりは仕方ないかな。

その高卒の新卒社員の中でE君という子がいる。彼はある専門科目で成績が著しく良くないため、昼休み等の時間を使って私が個別に指導していた。このダメな私に指導される彼は一体どんな気持ちなんだろうと思いながら、その後ろめたさを忘れるため、心を無にして私は適当に講義をしていました。

彼もかなり嫌がっていて、最初はやる気がなく、私が説明している最中に寝たり、普通の人なら憤慨するであろう態度を平気で取っていました。しかし、ダメ人間の私は自分のダメさを棚に上げて叱る勇気もないし、エネルギーも使いたくなかったのでスルーしておりました。

ほぼ毎日個別レッスンをやっていると、レッスン後に私的な会話をするように。

こうして毎日個別指導をしているせいか、E君の態度の悪さにも慣れ、私は結構心構えることなく講義を進められるようになってきた。(まあそれでも講義中は噛みまくりだし、足が子羊のように震えまくってますが・・。)

E君も私の個別指導に慣れた?のか、だんだん態度の悪さはマシになってきていました。

そして以前は個別指導終了後はいつも不貞腐れたような顔をして、無言で退室してたんですが、最近は私に色々私的な会話をしてくるようになってましたね。例えば趣味は何かとか、休日は何やっているかとかそういった他愛のない話をするようになりました。

それからは普通に親しく会話をするようになりました。何だか放課後に学校の先生と生徒がしてる会話みたいで、ちょっとした先生の気分を味わってるような感覚でした。

あるとき、こうした会話の中で、私の弁当の話が話題になりました。私は個別指導後、いつもそのまま講義した部屋で食事を取ります。私は毎日弁当を持参しているので、それを見ていたE君は気になっていたようだった。

E君:「ボンさんって弁当毎日持ってきてますけど、自分の手作りですか?」

私:「うん、そうだよ。まあ日曜日におかずまとめて作って、冷凍させてるやつを持ってきてるだけだけどね。」

この話をしてからなのか、E君の私を見る目が変わった気がしました。以前は私には無関心という感じで、全く絡んでくることもなかったが、この個別指導の時間以外でも絡んでくるようになった。

最初はこのE君も他の新卒社員のみんなと一緒に私をネタにしてた様子が伺えていたのに、最近は俺への態度が違うのは不思議な感じでしたね。自分で料理ができるってだけでここまで見る目が変わるものなのか?普段ダメップリをあんなに振りまいていて、一部の新卒社員の子からは嫌われているというのに。ちょっと人よりできることがあるだけでここまで尊敬の念のようなものを抱かれるのか?と少し疑問でしたね。

やはり普通の人間が普段しないことを進んでしている人間ってのは一目置かれちゃうようだ。それがやろうと思えば誰でもできるようなことでも。

個別指導をすべて終えて・・。

最後の個別指導を終えて、私は晴れてそれなりに憂鬱だったこの講義を終わらすことができました。いやあこの時の解放感はなんたるや。

ま、それは置いといて、この個別指導最終日にE君はこんなことを聞いてきました。

E君:「この講義って、また私が成績良くなかったら、またやるんですよね?」

私:「ん?いや、やらないよ。これで終わりだよ」

E君:「あ、そうですか・・。」

あんだけあの個別指導を嫌がっていて態度の悪かったE君がどこか様子がおかしい気がした。私が料理を自分で作り、弁当を持参しているという話をしてから、E君からは一目置かれているような気はしていたが、まさか個別指導がなくなるのを嫌がっているのかとは思いませんでしたね。

そして、次の日くらいに私は先輩から呼び出されるんですよね。E君のことで。まあこれ以降は次回書きます。長くなったので。ばいなら~☆