仕事ができないダメリーマンとして会社に君臨するようになってからは、有給をたくさん取っている。
窓際族になる前は、仕事が終わらなくて、取ってる余裕などなかったのですが。
今は基本雑用しか仕事ありませんから、納期のある仕事とかほとんどありませんから、いつでも有給取れる状態なんですよねえ。
とは言っても、月に1回しか取っていません。たまに月に2回取ることはありますが、3回はさすがにないですね。チキンなので月に3回以上取る勇気がない。
とは言っても、月に1回取っているだけでも、周りの人間よりは取得しているわけで、このダメリーマン、有給取得率は平均以上に高いと思っています。
さて、こうやって有給を取得するようになってから、あることに気づいたんですよ。
そう。我が社は毎年18日くらい有給休暇が会社から付与されるんですよね。ま、それは良いんですよ。それは。
でも、よく見たらですね、その発生した有給の4日間くらいは、盆休みやGW休暇の一部に強制的に拠出されてるんですよ。
なので実質、有給休暇は14日くらいしか、年に付与されていないことになるんですね。
うちの会社、私たちの有給休暇から休みを引っ張りだしてきて、会社の休みがさも多いかのように見せかけていたわけだ。
しかし、これに対し、我が社の社員はあまり文句を言っていない様子。
多分、どうせ有給なんてそんなに消化しないから、あっても無くても一緒だっていう心理状態になってるんでしょうね。私も過去そうでしたから。
ていうか、会社休み多すぎだよねーなんて言う輩もいるくらいだ。だから誰も気にも留めない
その心理を巧みに利用し、休みが多いように見せかけて、会社はまるでホワイト企業の鏡であるかのような振る舞いなのだ。
そうやって従業員に感謝させて、愛社精神を芽生えさせ、使うだけ使ってやろうという魂胆が感じ取れる。
それでも他のブラック企業よりは有給休暇普通に多いじゃんとか言う声はなしね。ブラック企業なんて論外です。ブラック企業なんかをベースに比べちゃいけません。そして私がいら立っているのは、有給休暇を勝手に消化し、会社の長期休暇に休みを割り当てていることだ。
会社の都合で有給休暇を取得させられているようなもの。
今回の話とは少し違うが、日本は風邪で休んでも、有給を消化させられてしまうことが多いが、海外は風邪で休んでも、有給休暇とは別に病気休暇なんてものがあるそうじゃないですか。
フィンランドなんかは9日以内の病欠なら給与の全額を支払うよう国が法律で義務付けているらしいじゃないか。ドイツでは6週間までの有給病気休暇が認められているそうだし。
それを考えると、長期休暇の休みの一部として有給休暇が勝手に拠出されるなんて、病欠も何もしていないのに4日も有給を消化させられているようなものだと感じる。別に有給休暇勝手に拠出されていようが、拠出された分の休みは休みではないか!!なんて声が出てきそうだが、長期休暇は長期休暇だ。有給とは別だよ。本人の意思で決めたわけじゃないんだから。
しかもその消化した分をしっかり有給休暇消化率として計上し、社外へ発表して、有給消化率の高い会社とアピールしているのも図々しい。
みんながみんな飼いならされて文句を言わないから、こんな調子に乗ったことをさも当たり前のようにやってのけるのが日本の会社なんだろうな。