さて、前回の記事で、コンビニバイトは基本ルーティンワークで、覚えれば1通りこなせられるということを書きました。
書き忘れてましたが、接客も別に 「いらっしゃいませ」「◯◯が2点で合計◯◯円頂戴いたします」「◯◯円のお返しです。」「ありがとうございます。またお越しくださいませ。」とマニュアルに沿って機械的に喋るだけだったので、コミュ障の私でもある程度はできました。
たまにお客さんに何か質問されるとアタフタになり、店長が横からフォローしてくれたりしましたが。
店員も優しい人ばかりで、同じミスしたり、同じこと何度も聞いたりしても決して怒らない人ばかりでした。(たまに怒られることもありましたが、時間が経てばケロッとし、無視されるとか嫌われるとかいうこともなく、優しく接してくれました。)
おまけにヒマなときは店内でこっそり大学のテスト勉強をしてて、バレても怒られなかったですね。笑
そんなゆるゆるな環境で仕事もしやすかったんですが、私はそんな環境でも信じられないミスをしましたね。
では、どんなミスか?書いていこうと思います。
料金の徴収し忘れ
私がやらかした信じられないミスの1つがこれですね。
それはチケットの支払い対応のときですね。
コンビニでチケット買うときは一度別の機械で、バーコードがついたレシートを発行します。
そして、レジでそのバーコードをスキャンして、スタッフが客からお金を徴収します。
その際、お客さん控え用のレシートと店の控え用のレシート二枚発行され、スタッフがそれに日付印を押して、お客さん控えのレシートはお客さんに渡します。
この一連の作業の流れが少し複雑なので、最初は苦労しました。
スキャンしたときにレジの画面で何やら操作したり、発行されるレシートのどっちがお客さん控え用なのかわからなかったり、支払いはクレジットでも良いのかわからなかったりで最初は混乱しました。
慣れれば大した作業ではないです。
しかし、慣れるまでの最初の頃に、私はこの作業手順の中のある行動をし忘れてしまったんです。
それが、お客さんからお金を徴収すること。
お客さんから渡されるレシートをスキャンして、画面で色々操作し、レジから発行された明細レシートに日付印を押してお客さんに渡すまでは良かったんです。
ここまでの一連の作業を無事に終えてホッと安心してしまったせいなのか、料金を徴収せず、そのまま何食わぬ顔で「ありがとうございました」と言ってしまいました。
側から見たら滑稽に見えますよね。料金支払っていないのに、「はい、終了!はい、ありがとうございましたー。」みたいな。
お客さんも「え?」とか言ってたんですが、私はこの重大なミスに気づかず、お客さんも何やら頭をかしげながら、そのまま帰ってしまいました。
その重大なミスが発覚したのは、レジ点検の時でした。明らかに数千円単位のお金が足りないんですね。
それまでは気づかなかったです。
普通の人ならやらかさないであろうお金の徴収のし忘れを見事にやらかしてしまいました。
周りに聞いても、そんなミスは普通じゃないとか言われ、かなり落ち込んだのを覚えています。
俺、会社員になって大丈夫なのか?という不安な気持ちが初めて芽生えました。
ガソリンスタンドでバイトしてた頃もしょっちゅうやらかしておいて、その時は不安にならなかったのかと思われそうだが、ガソリンスタンドは完全に労働環境のせいにしてましたから。
それに目指しているのは技術職だし、大卒の私があんな底辺の肉体労働とは縁がないと奢り高ぶった気持ちもありましたしね。
このミスにより、自分はやはり普通じゃない人間なんだと思い知りました。
だけど、まだどこかで、普通の会社に就職すれば、普通に何とか仕事をこなせられるだろうという甘い気持ちがありましたねぇ。
会社に就職すれば、こんなバイトの末端な仕事なんて経験しない。私は大卒だから上流の仕事に就くだろう。上流の仕事であればこんな末端のバイトの仕事なんてやる必要が無いから苦労することもないとなぜか自信がありました。
自信があったというか、普通じゃない自分を認めたくなかっただけかも。
ちなみにこのやらかした損失は店長が補填してくれました。
他にも信じられないミスというかやらかしてしまった屈辱的なミスがあります。
それについては長くなったので、次回書かせていただきたいと思います。