私は子供のころから親に「相手からどんだけ嫌なことを言われたり、怒鳴られたりしても、ムッとしたり、キレたりして感情を表に出すなよ」とよく言われました。
我慢を美徳とするこの日本では、嫌なことがあっても感情を表に出してはいけないと言う大人が多いように思う。「我慢することが大人だ」と言うやつだ。
しかし、社会に出てから思ったのは、自分の感情を露骨に出してる奴は世の中非常に多いということである。
例えば仕事で先輩や上司に質問するときに、同じことを2回質問しようとすれば、待っていましたとばかりに「前も言ったじゃ~ん」と言って嫌な顔をしてくる奴。何回も同じことを言わせることを嫌いますよね。大人って。1度聞いただけじゃ覚えられるわけがないのに・・。
他にも、少しでも敬語の使い方を間違えようものなら、「何だその言葉使いは!!失礼だろ!!」と罵ってくるやつ。
私の会社でも、ある会議で部長のことをあだ名で呼び、空缶を投げられた人がいるくらいだ。こちらは悪気は一切ないのに、言葉使いを少し誤っただけでギャーギャー騒ぎ立て、挙句の果てに無視したりするようになる。ったく小学生かよと思いたくなる。
「相手からいくら嫌なことを言われようが怒鳴られようが、いちいち反応してはいけない。顔に出してはいけない。それが大人だ」なんてよく言われたりしたが、実際は上記のように感情剥き出しで対応される。私の会社でも大半がそうです。大人って何なんだろうって思いますよ。
それでこちらが逆に感情剥き出しで反応しようものなら、目上の人間に楯突く奇異な人間として「常識がない」人間扱いされ、後ろ指をさされるようになる。目上の人間は目下の人間には感情を表に出していいってことかよ。
意味が分かりませんよね。これらのことから大人が考えた「常識」なんて実にくだらないということが言えますよね。上下関係とかも実にくだらない。
このようにして大の大人が感情を剥き出しにしてくるので、こちらも相手にきついこと言われたり、怒鳴られたりすると感情を少し表に出すようになってしまった。感情を表に出すというか、相手の顔を見ずに違うところを見て小ばかにしたような態度を取ってしまう。
説教に対してもひたすら「そうですね」と真顔で言うだけで、「すみません」とは決して言わないようになってしまった。
しかし、我慢するのはストレスが溜まってしまうので、感情をある程度表に出すことは一種の自己防衛かもしれない。相手も目下の人間ということで足元を見てくるので、自分と関わると面倒くさいと思わせたほうが良いかも。
だからある程度感情を表に出したほうが良いかも。
ただ、こうした対応を取るのはパワハラしてくるようなクソ野郎だけですが。