ヘタレな無職の日記

仕事ができず窓際に追いやられた無能リーマンが節約と投資、副業で資産形成し、31歳で退職しました。これからは少しの小遣い稼ぎ(Uberとか)と家庭菜園、資産切り崩しで生きていきます。

西表島で仙人暮らし

昨日、「世界なぜそこに日本人【ニッポンの秘境スペシャル】」という番組で、西表島の密林で18年間、半裸生活を送る日本人の話が取り上げられていた。

その暮らしぶりはというと、海からの漂流物を使って、イカダを作ったり、ドラムなどの遊具を自作したり、ツリーハウスなども建てたりしていた。

食べ物や飲み物、シャンプーなどの髪を洗うものなんかも、漂流物から拾ってきて、期限を過ぎていようが、自分が食べられるのであれば問題無く、口にするそうだ。

当然電気もガスも無し。

そんな文明社会から逸脱した石器時代のような暮らしを現代で遂行するおじさん。

文明社会に慣れ、台風による停電の被害を食らって、電気無し生活に気が滅入っていた自分には到底考えられない生活ぶりだよ。

そして、何でこんな仙人みたいな生活を始めたのかというと、もともとは東京で4人の娘を抱えたバツイチだったらしく、娘が成長して巣立っていくと、学生時代に自転車で日本全国を旅した時のような自由さに再び憧れ、自転車でまた旅に出ることから始まったのがきっかけのようだ。

このへんは私もセミリタイアを意識する前に、学生時代に北海道で18きっぷを使って旅したり、ニュージーランドへトレッキングしに行ったりと、あの自由さに再び憧れていた時の心境と同じだね。

しかし、このおじいさんが最強だと思うのは、自然の中で電気ガス無し生活を楽しんでいることだわ。

つまり、災害で停電になろうが、この人には関係ない話。幸せな生活を脅かされる心配が殆ど無いではないか。私みたいに停電ごときで気が滅入ることはないだろうし、インターネットが使えないくらいで娯楽に困ることも無いだろう。

こんな暮らしぶりだから、ほぼ0円生活らしいし。

食べ物とかも漂流物以外に、娘さんたちが食料品を送ってくれるみたい。鶏肉を使って炊き込みご飯とかも作ってたしね。

なるほど、こういう時に子供がいることが支えになるのだな。ま、子供たちからの食料が無くても、この人なら飢えずに何とか暮らしていくこと自体を楽しみそうではあるね。

それにしても、本人は幸せそうにしていたな。私にはこんな仙人生活は到底耐えられないが・・。

文明生活に慣れすぎてしまっているのも問題だなぁ('ω')

「人生1回切りなんだから好きなことして生きないと!!」

と最後にべたなこと言ってたが、こういうセリフを聞く度に、人生には自由な時間っていうのはどれくらいあるのかと考えてしまうね。

サラリーマンなんかやってたら自由な時間なんてほとんど無いわけだけど。

ま、でも「仕事が無いと暇で死ぬ」とか言ってる人間は仕事自体が好きか嫌いじゃないんだから、それも人生謳歌していることにはなると思いますけどね。