「リベリアの白い血」とかいう映画を見た。
NYで不法滞在で出稼ぎにきてるアフリカのリベリア人の話だけども、見ていて結構きつかった。
リベリアではゴムの原料採りで朝から晩まで重労働。
会社からは低賃金で搾取され、ストライキもするけど、権力に負けて、次々元の重労働に
そんな中、主人公はNYに住んでいる いとこを頼りに、アメリカに渡って、タクシーの運転手として働く。
しかし、そこでも毎日16時間労働で、給料も少ない日々。リベリアの家族にも仕送りしないといけない。
過去のリベリアでの内戦時に一緒になった奴に再会し、付きまとわれ、過去の内戦時の嫌な記憶も頭によぎるハメになるし、何というか見ていてやるせなくなる。
そして、何も救いもなく終わる。
もし、自分がこういう環境に身を置いたら、どんな気持ちで生活することになるんだろうね。
希望も何も無いのかな。
新入社員の頃に「40年もこれから働かないといけない。」と思った時に、何とか受け入れるしかないという思考だったときと同じになりそうだな。
日本だと社会保障や福祉も整っているし、ちゃんと調べれば貯蓄してセミリタイアという道もあることに気づけば、希望を持って生活できるけど、こんなアフリカの辺境地で生まれてしまったら、権力に搾取され続け、重労働を強いられ、おまけに低賃金。
貯蓄しようにもどうしようもない。僅かに貯蓄はできるだろうが。
幸福度も調べてみたけど、141位だそう。日本は59位。
これで日本より幸福度が高ければネタになるけど、そうでもなかった・・。
自殺率は日本は18.5%、リベリアは6.8%で、日本のほうが高いですけど
しかし、幸福度は低いなあ・・。こんな状況でもわずかに幸福を見つけて暮らしているのかと思ったけど、やっぱり低い。
絶望しかない中でどう生きれば良いのか?
その重労働も無くなれば、食べていけないし、生きるので精一杯。
精神的余裕はかなり無さそうだな。食べていくのに必死じゃ、そのへんの野生生物と変わらない。
幸福感って、希望が見えて初めて感じるものだと思います。ただ食うために生きる、死なないために生きる状態だと、希望も何も見えないか。
こうなると、少しでも精神的に余裕を持って生きる方法を模索するしかない。
独身でいて、家族を作らず、僅かながらでもお金を貯めて、いつ仕事が無くなってもしばらくは大丈夫という状態を作って生きていくしかない。
それくらいしか思いつかない。