ヘタレな無職の日記

仕事ができず窓際に追いやられた無能リーマンが節約と投資、副業で資産形成し、31歳で退職しました。これからは少しの小遣い稼ぎ(Uberとか)と家庭菜園、資産切り崩しで生きていきます。

私が窓際無能ダメリーマンに至った経緯 その2

さてさて「私が窓際無能ダメリーマンに至った経緯 その1」の続編を書いていこうと思います。

業務を任されてから

さて、いよいよ業務を任されます。

最初は現場の人に対してノルマを決めて、あれを作って、これを作ってとお願いするような仕事でした。そして現場でトラブルが発生したときは、他部署の方とも相談して解決するような仕事でした。

私の部署では、一般職含め、ほぼ全員がそれぞれの現場を担当し、上記のような仕事をしていました。

私が担当したのは、最初ということもありそんなに難しくない現場でした。まあこれも普通の人間にとってはなんですが。

そして私はその仕事を黙々とやっていました。問題にぶつかる度に、先輩や他部署の方に相談したり、現場から質問があって、他部署に聞かないとわからないような質問であれば、毎回「確認します」と言って、聞きにいったりしていました。

この毎日のルーチンをこなしていくのですが、ココで私のコミュ障ぶりが大いに発揮されるわけです。具体的にはどうなったのか。こうなります。

  • トラブルがあって、先輩や他部署の方にその内容を説明するときに、テンパって支離滅裂になり、何言ってるか分からないと言われ、相手にされなくなる。
  • 「〇〇してほしい」とお願いごとをすれば、「ここはどういうことなの?」とか何らかの質問をされて、答えられずフリーズしちゃったり、あるいは、失礼な言い方をしちゃったりして、「何で俺がやらなきゃなんねえんだよ!」と恫喝される。
  • 同じ質問を2回以上すると、「前も言っただろ!!」と怒られたりする

これだけではありません。上司には何か問題がある度に呼び出され、「何でこうなったの?」「もっと頭使えよ」「お前覇気なさすぎ。他部署でお前と同じくらいの年齢のやつはあれやりたいとかこれやりたいとか熱意すごいぞ?お前は同期の中でもかなり劣ってるぞ!」「コミュニケーションできなさすぎ!!」と責められました。

飲み会の席でも、子育ての話題になったときに、「ちゃんと育てなかったらこいつみたいになるぞ。」と上司は私のことを指さしてきました。

もう何度萎縮したことか。確かに私は普通の人間より劣っているとは自覚していましたが、実際他人に直接言われるとかなり傷つきましたね。

このような日常が続き・・。

こんな事を繰り返していると、だんだん人が怖くなってしまいました。会社にいても常に何かにビクビクしている状態でした。配属当初少しはやる気ありましたが、そのやる気もいっきになくし、無気力に近い状態になってしまいました。家に帰っても、ネットで自分と同じような人間はいないかひたすら検索し続け、いたら自分だけじゃないと安心し、しばらくは落ち着きましたが、時間が経ったり、また怒られたりしたら、またネットで検索し続ける。こんな毎日を繰り返していました。このとき私は本当にうつ病に近い状態になっていたのかもしれませんね。

こんな状態だったので、仕事は後一つ担当の現場を増やされただけで、それ以上は任されませんでした。しかし、こんなに辛い思いをするなら大きな仕事なんて任されなくていい。出世しなくていい。そんな気持ちになっていきました。(最初の頃は大きな仕事を任されて、出世していきたいという気持ちはありました)

上司と何回か面談する機会があったのですが、そのときに今後の展望について聞かれたことがありました。そこで私は「責任重大で難しい仕事は私にはできません。課長クラスにまで出世できなくて良い」と伝えました。(最初に面談したときは私は課長になりたいと言ってました。)

それを聞いた上司は少し間を置いた後、「分かった」と言って、了承してくれました。これを聞いた当時、私はほっとし、心が少し軽くなったのを覚えてます。

しかし数日後、私は上司に会議室に呼び出されました。一体どうしたのだろうと思って会議室へ行くと、上司は私にこう告げました。

「あるプロジェクトの取り纏め役をやってほしい」

それを聞いて私はいっきに顔面蒼白。普通の人ならココで出世のチャンスと思うのでしょうが、普段の業務でさえうまくいかず、重度のコミュ障で人間関係がうまく築けず、心身ともに消耗しているのに、その私がプロジェクトのリーダーみたいなことやらされたら、炎上は必至で、普段の倍以上に追い詰められると思い、恐怖心がいっきに襲ってきました。

上司にやってくれと言われても、首を縦に振ることができず、フリーズしてしまいました。てか、責任重大で難しい仕事はできませんと言って、「分かった」って言ってくれたんじゃなかったのかと・・。

私のこの様子を見た上司は「君、総合職なんだよ!今君がやってる仕事は一般職レベルなんだよ!!」と責めてきました。

私は何も言えませんでした。確かに私は総合職として入社しているのですから、どんな業務もやれと言われたら普通断ってはいけないだろう。でも怖くてできないんです。大失態をやらかして責められ、追い詰められるのが本当に恐怖だったのです。プロジェクトリーダーとしてのリーダーシップを発揮できなかったらメンバーからも非難されるでしょうし。ただでさえ人が怖いのに。でも総合職だし、やれと言われたらやらなくちゃならないだろうしと葛藤がすごかったですね。

そんな状態で、返答が全くできずにしばらく沈黙していると、上司はそこであきらめたのか、ため息をついて、次の話題に移りました。

「君を呼んだのはたった今話した内容のためだけではない」

私は「?」と思っていると、上司は来いと言って、私をまた別の会議室に案内しました。

「君にちょっと話してもらいたい人物がいる」

上司はそう言って、その会議室の扉を開けました。するとそこに2人の男性が座っていました。

それは人事課の人たちでした・・。

 

長くなったので、今日はここで一回締めます。

後日続きを書きます。><