私が窓際無能ダメリーマンになった経緯を書いていると、気づけばその4までなってしまいましたね。その3で終われば、ちょうど良かったんでしょうが、長くなりすぎてしまいました。では、続きを書いていきます。
異動先が決まる。
さて、私はこのまま窓際族になってしまったのかというと、そういうわけではありません。あの当時はそのまま窓際族になるんだと思って心を構えてましたが、なんと私が異動になる部署は窓際部署ではありませんでした。私を受け入れてくれる部署があったのです。
そこは窓際部署ではなく、会社にとってそこそこ重要な部署でした。その部署の上司と面談する機会がありましたが、何か質問されることもなく、ただ仕事の内容の説明をされて、いつから異動してもらうかの話をして面談は終了しました。
そしてそのままその部署に異動することが決まりました。結構花形の部署だったので、当然責任が重い仕事を任されるんだろうなあと思うと、やはり恐怖心が襲ってきました。
しかし、色々な部署から受け入れを断られ、人事や前の上司にあれだけコテンパンに非難されたのもあり、少し悔しい気持ちもありました。ちょっとは見返してやりたい。そう思ったので、私は覚悟を決めて、心機一転その部署で頑張ることにしました。
異動してから
こうして私は異動してから、初出勤日を迎えました。異動先の感想としては、部署の先輩や同僚は温厚な方ばかりで、人間関係は良さそうでした。上司も厳しい方ではありましたが、前の上司のように傷つくようなきついことを言ってくるような方ではありませんでした。
こんなポンコツな私を受け入れてくれた部署だったので、私は役に立てれるように必死に勉強し、頑張ろう。当時はそう思いました。
しかし、業務を任され始めると、私はまた重度のコミュ障ぶりと無能ぶりを発揮することになります。
もう予想通りですが、他人の説明を何度聞いても理解できない、さっき聞いたことをすぐ忘れたり、人に説明しても理解されない、あるいは、私がした説明を他人は間違って理解し、やってほしいことと実際にやっていることが全く違ってたりして、ミスにつながったり、自分もミスしたり・・。
私が異動してきた部署は、失敗が1度でも許されないような部署だったので、こんな状態を繰り返してしまった私は必然のごとく、任されていた仕事すべてを外され、社内ニートになってしまいました。
業務という業務は全く任されず、ほぼ放置状態でした。
せっかく受け入れてもらったのに、私はまたやらかしてしまったとかなり自己嫌悪に陥ってしまいましたね。
このとき前の部署の上司が言っていたことを思い出しました。
「普通でちょっとできないやつでも、今まで相手してきたやつはまあ許せるレベルだったが、お前はそれどころじゃない」
本当にそうだなと思いました。
ここからもう、私はどんなに頑張ってもダメな奴はダメだという思考になりました。私の場合仕事の出来具合が普通レベルに近づくためには、普通の人間の何十倍も努力しなければならない。しかし、そんなのやってられない。それに人への恐怖心が全く拭えないし、人付き合いもうまくできないから、他人を巻き込んで仕事を進めるなんて私には無理だ。
そう思うようになって完全にやる気をなくし、社内ニートに甘んじるようになりました。積極的に仕事を取りにいこうなどとは思いませんでした。完全に開き直っちゃいましたね。
そして年度が変わり、組織が変更されて、私はついに窓際部署へ異動となり、立派な雑用係になるのでした。
もう最低レベルの給料しかもらえないだろうが、できない仕事をやらされて苦痛を味わったり、ストレスで病気になるよりはマシだと思っています。
なので今の立場をずっと維持し、首にならない限りは目標にしてるセミリタイア年齢までしがみつこうと思ってます。
以上が私が窓際無能ダメリーマンに至った経緯です。こんな私ですが、どうぞよろしくお願いします。