ヘタレな無職の日記

仕事ができず窓際に追いやられた無能リーマンが節約と投資、副業で資産形成し、31歳で退職しました。これからは少しの小遣い稼ぎ(Uberとか)と家庭菜園、資産切り崩しで生きていきます。

ポートフォリオのリスク計算をしてみた その2

さて、「Excelでポートフォリオ理論を実証!株式3銘柄の時系列データで分散投資を考える」の手順に従い、私が組んでいるポートフォリオのリスク計算をしてみました。

具体的には、私が組んでいるポートフォリオの月次リターンとリスクを算出し、それらを年率で換算。そして、将来の運用結果はどうなるか、年間で最大どれくらい損失するのかを計算してみました。

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ポートフォリオの月次リスクとリターンの計算結果

リスク計算の手順はほぼそのまま上記のサイト通りに行いましたので、細かい手順は省略し計算結果だけを公開します。

私のポートフォリオの月次リターンは0.734%、月次リスクは4.916%となりました。

ちなみに「i Free 8資産バランス」のみ運用する場合、月次リスクが5.553%あるものが、「i Free 8資産バランス」と「i Free NYダウ・インデックス」の組み合わせで、投資比率8:2で運用する場合は月次リスクが4.916%まで下がるんですね。

リターンとリスクの年率は?

ちなみにこれは月次リスクと月次リターンなので、これらを年率に変換するときは、それぞれ以下の式で変換します。

リターン年率 =(1+月次リターン)12 - 1

リスク年率 = 月次リスク×√12

参考(リターンとリスクの年率換算方法

 

なので、私のポートフォリオのリターン年率は9.172%、リスク年率は17.03%になります。

リターンを使った運用結果を求める

では、求めたリターン年率で運用結果がどうなるのか計算してみたいと思います。

今回は一定の期間「n」にわたり、定額「a」円をr%で投資した場合の運用結果を求める次の計算式を用いたいと思います。なお、R=(1+r)となります。

運用結果=a × {(Rn-1)/(R-1)}

私は年間120万円を投資しようと思っているので、ポートフォリオのリターン年率9.172%と運用期間(とりあえず20年)を上記の式に当てはめて計算すると

運用結果=120 × {(1.0917^20 - 1)/(1.0917-1)}

6257.59(万円)

20年間投資する元本は2400万円だから、運用結果が6257.59万円で利益は3857.59万円!!ホンマかいなと疑いたくなりますが、順調にいけばこれくらいになるのですかね。

参考(3分でわかる!リターンを使った定額積立投資の運用結果の計算!

最大損失額を計算する

このポートフォリオで発生する最大損失額は以下の式で求めます。

最大損失額投資金額×{リターン-(2×リスク(標準偏差))}

私の場合は月10万くらい投資に回そうと考えているので、年間では120万くらい投資することになるかな。では、年間120万投資したときの年間の最大損失額はどれくらいになってしまう可能性があるか。上記で求めたポートフォリオのリターン年率9.172%、リスク年率17.03%を公式に当てはめて計算すると

=120万円×{9.172%-(2×17.03%)}

=29.9万円

このポートフォリオで120万円を運用すると最大29.9万円損失する可能性があるみたいです。なかなかにでかい。

標準偏差の2倍で計算しているこの式で算出した最大損失額は95.45%の確率でこの値におさまるとされているそうです。ということは4.55%の確率でそれ以上になる可能性もあるということです。

なお、これは1年間で想定できる最大損失額なので、次の年も損失を出せば、全体での損失額はより大きくなるでしょう。

参考(【第5回】 保有資産の値動きの9割を決める資産配分の「肝」は意外にも日本債券だった!(梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー)

所感

とりあえずこのようにして、私が組んでいるポートフォリオのリターン、リスクを計算しました。リターンだけ考えると、おお良いねえとなりますが、1年間で最大損失額を見ると、結構大きな数字でしたね。

まあ自分が組んだポートフォリオがどれくらいのリターンが期待できて、それくらいのリスクがあるのか大体わかったのでまあ満足です。

自分自身のリスク許容度を考えても、これくらいのリスクならいいかなって感じです。

まあ今回の計算で、自分でポートフォリオを組む場合は、どれくらいのリターンとリスクがあるのか把握する方法を知れました。これで自分のリスク許容度がもっと大きくなれば、銘柄の投資比率をどう調整するか考えることもできますね。