先日、以下の記事で先輩が高卒の研修生に対し、「ただのつまらない作業員になりたくないだろう?」と発言していたことを述べました。
この先輩の発言、やりがいのある仕事がしたいだろ?的な内容ですが、裏を返せば、高卒の現業の社員はただの作業員として働いていても、あまり文句は言われないということを示唆しているように思いました。
私は総合職ですので、普通では、単純作業しかこなしていないと、文句を言われます。
最初の配属先の鬼上司でも、「お前総合職だろ!?」とどやされたことが何度もありました。
今は単純作業ばかりやる窓際社員になりましたが、普通だったらこんな状態だと肩身の狭い思いをすると思います。
しかし、高卒の現業の社員であれば、毎日のルーチン作業しかこなしてなくても、肩身の狭い思いはする必要ないんだなあと思うと、ホント高卒で働けば良かったのかなあと思いました。
高卒で働いとけば良かったのかなあと思う理由はこのほかにもあります。
それはやはり親に大学に行かせてもらって高い学費まで払ってもらったのが申し訳ないからです。こんな給料の安い窓際社員になるんだったら尚更高卒で働いとけば良かったなあと思います。
それにセミリタイアを考えると、若いうちから働いていれば、早い段階から資産形成ができたわけです。そしてより早い段階でセミリタイアできたかもしれない。
そう思うと、本当に高卒で就職し、働いとけば良かったのかなあと思う気持ちがますます大きくなります。
しかし、よく考えると
私が通ってた高校は工業高校でもない普通の進学校でした。就職してる方は年に1人いるかいないかの状態。
そんな状態で見つかる就職先なんて多分大したことないだろうし、仮に就職できても不安定なブラック中小企業だったかも。
大学を卒業して今現在働いてる先はそこそこの優良企業で福利厚生も良いので、こんな会社に高卒で入れたかどうか疑問に思います。
それに高卒で働いてたとしたら、それはそれで大卒者に対しコンプレックスを感じ、劣等感を抱きながら生きていたかもしれません。いや、その可能性高いです。昔はプライド高かったので・・。
そして今実際に大卒で就職し、総合職を経験したからこそ、大卒の仕事が到底難しくて、精神的にもきつく、こんなんじゃ幸せな生活は送れないことに気づけたと言えます。
就職してから今までに経験したことは決して無駄ではないと思いました。
そう考えると、大学に行かずに高卒で働いとけばよかったとは、なんだか言えなくなってきました。
こう考えると、実際、高卒で就職するのと大学行ってから就職するのと、どっちが良かったんでしょうね
一つ思うことは、今までに経験した記憶を持ったまま、過去にタイムスリップできれば、中学校3年生の受験生時代まで戻り、就職が良い工業高校を狙いたいとは思いますがね。