ヘタレな無職の日記

仕事ができず窓際に追いやられた無能リーマンが節約と投資、副業で資産形成し、31歳で退職しました。これからは少しの小遣い稼ぎ(Uberとか)と家庭菜園、資産切り崩しで生きていきます。

ダメリーマンだったからこそ気づけたこと

私は仕事が超絶できません。1つ目の部署では、あまりのダメっぷりに鬼上司にこっぴどく責め立てられ、精神的にやられました。異動願いも出して人事にもボロクソ言われながら何とかマシな部署に異動させてもらった経緯があります。

入社当初は自分がこうなるとはまさか思ってもみませんでしたね。頭悪いのは自覚してましたが、ここまで会社の中で落ちこぼれになるとは思ってもみなかったですね。

そういえば入社当初、会社の研修で262の法則について聞かされたことがありました。「上位2割は優秀な人」「6割普通の人」「2割は落ちこぼれ」。人々が集団を構成した場合、自然に2対6対2の内訳になるという法則。

私はよく思ってました。この262の法則の下位2割に入ってしまったら、どんな気分なんだろうと。きっと屈辱的で死にたくなるくらい絶望的な気分なんだろうなと思ったものです。

はてさて、実際に自分はその下位2割の落ちこぼれになってしまったわけですが、実際なってみると、本当に屈辱だとか恥ずかしいとかそういう気分になりましたね。でも努力しても普通の人に追いつけない。自分みたいな人間は世の中でも極少数派。そして迫害される存在。私は生きていて良いのか?

ネットで自分と似たような存在がいないか毎日毎日検索していましたね。けどなかなか出てこなくて毎日嫌な気分でした。

自分みたいなダメ人間は今後どうやって生きていけば良いのか?世間は正社員の肩書を捨てると人生ダメになるというような風潮だ。でもそのサラリーマン生活自体が苦しいならどうしたら良い?辞めるしかなくね?

そんなことを考えるうちに、じゃあ定年まで働かずに、お金を貯めて40歳くらいで早めにリタイアすれば良いんじゃないか?と思いつき、ネットで自分と同じような考えで生きている人がいないか調べてみたら、そういう人をどんどん発見し、セミリタイアという生き方があることを知りました。

kizakuraさんの「弱小社会人が早期リタイアを目指すブログ」や金村圭佑さんの「Time is money キムのお金日記」に出会ったのもこの時ですね。彼らも仕事が大っ嫌いでセミリタイアを目指している方々です(金村さんはもうすぐ引退)。彼らのようなセミリタイアブログに出会えたおかげで、人生で何が一番大切なのかを知ることができたように思います。

サラリーマンという生き方だけが人生の生き方じゃない。そこに囚われなくて良い。人生にとって最も大切なのは「時間と健康」であると思います。だから自分は犯罪さえ犯さなければどんな生き方をしても良いと考えられるようになりましたね。そう思えたおかげで心はだいぶ救われましたね。

それとセミリタイアという生き方を知って、若いうちから資産形成を意識できるようになったのも大きいと思います。インデックスファンドについても知ることができたし、その他節約や節税、副業などについても情報を知ることできた。

もし、セミリタイアという生き方を知ることがなければ、このままダメリーマンとして惨めに会社にしがみつき、日々何かに怯え、消耗する人生を送るしかなかったかも。そんな人生を受け入れるしかなく、お金もストレス発散のために使い込んでたかもしれません。そしてお金のために更に会社にしがみつくしかない。ああ、悪循環。

ま、自分がダメリーマンで1度人生に絶望したことがきっかけですがね。セミリタイアという生き方を知り、人生で最も大切なものを学び、資産形成の意識も上がったのは。

ある意味自分は落ちこぼれダメリーマンになれて良かったかもしれません。