さてさて、急激な坂道を上り切り、後は平坦な道が続いた。
目指すは乙千代ヶ浜。この乙千代ヶ浜へ行くには、海岸までまた下りないといけないので、長い下り坂が続きます。ものすごく長い・・。
乙千代ヶ浜へ向かう道のすぐ真正面にある「千両」という店で昼飯のそばを食べて
いざ、出発しました。あ、そうそうココの蕎麦屋のそば、結構腹持ちしましたね。そのおかげで帰りは空腹で力が出ないという感じにはなりませんでした。
乙千代ヶ浜
乙千代ヶ浜は乙千代ヶ浜と書いて「おっちょがはま」と読む。
長い長い下り坂を下りると、
右手にはお子様専用と思われる、人工の海水プールと左手には、大きな潮だまりのような海水の池があった。(池のほうしか写真は撮れていない)
すぐ隣では、海水の荒波が激しく揺れていました。
潮だまりのほうは、岩場に囲まれているため、波の影響は受けません。お子様がいる家族には子供たちを安全に遊ばせるためにはもってこいの場所だ。
しかし、水質は少し濁っているし、潮だまりなので、魚もそこまでいないんじゃないかと思い期待しなかったが、思ったよりは魚がたくさんおり、そこそこ楽しむことができました。青い魚やアカヤガラの稚魚などもいましたよ。
潮だまりで底も浅いおかげで海水温も高く、低温で体力を消耗することなく、お風呂みたいな感覚で、シュノーケリングも楽しめましたね。少し体も休めることができました。
ソフトクリーム屋さんにて
さて、乙千代ヶ浜を後にし、次の海水浴場を目指すべく、私は来た道を戻ることになった。
そう、あの長い長い急な坂を自転車を押して進んだ。
坂を上りきると、近所のおばあさんがこちらを見て、驚いたような表情でこう言った。
「あらまぁぁああ!!この坂上ってきたの?しんどかったでしょ。あそこのソフトクリーム屋さんでソフトクリームを食べて少し休みなさい。」
すぐ近くにソフトクリーム屋さんがあった。
私はおばあさんの言う通り、そこのソフトクリーム屋さんで少し体を休めることにした。
これがなかなか美味かった。ソフトクリーム自体も美味かったが、 を掛けると更に美味かった。
店のおばちゃんが何やら話しかけてきた。どこから来たのか、いつまでいるのかとか他愛のない世間話をした。すると、おばちゃんがいきなり「太鼓をたたいてみる?」と私に聞いてきた。
正直あまり気乗りしなかったが、せっかくなので、やってみることにした。おばちゃんから太鼓の叩き方について色々レクチャーしてもらい、実際にやってみた。
おばちゃんがどんどん叩きながら、私は好きな音楽のリズムを叩くというようなことをした。表現下手ですまん。適当にモー娘のハッピサマーウェンディングっぽいリズムで叩いたよ。
藍ヶ江港
さて、太鼓を叩いた後は、藍ヶ江港という港へ向かった。
港と聞くと釣りでもするのかと思われるかもしれないが、ここでも私は海水浴をした。
藍ヶ江港からの外側の景色はこんな感じ
正直、乙千代ヶ浜に比べたら、潮だまりの池ではないから、水温も低いだろうなあと、ちょっと入るの憂鬱だった。しかも港にいる人達は釣り人ばかりで、私のように泳ぎに来ている人は1人もいなかった。だから結構入るのに抵抗があった。
だが、せっかく来たのに入らないのはもったいない。太鼓のおばちゃんも藍ヶ江港の海は綺麗で魚もたくさんいると言っていた。これは入らないわけにいかない。
「ええい!!」と思い、すぐに着替えて入った。
「あれ?あたたかい?」
底土の海水浴場の海の冷たさが嘘でもあるかのようにあったかかった。あの乙千代ヶ浜よりもあったかかった。
そして、海の透明度は抜群だった。1日目に入った底土の海水浴場と変わらぬぐらいの水質の良さであった。
しかし、魚は思ったほどいなかったな。アカエイは目撃したけど。
けど、岩場のほうへ行って、泳いでみると、魚はたくさんいた。結構大きな魚もいたし、綺麗な魚もいた。
あたたかかったし、波もそこまで強くないので、いつまでもおれたな。1時間で出たけど。
それにしてもたった1人で泳いでいる海は、怖さとその怖さに何とか立ち向かって泳ぎまくる勇気、そして周り釣り人ばかりなのに1人だけ海で泳いでいるという背徳感のようなもの、または優越感を感じ、色んな感情や気分が合わさってなんだか不思議な気分だったよ。
貴重な経験だった。
まだまだ続くよ・・。引き延ばしてごめんなさい。