ヘタレな無職の日記

仕事ができず窓際に追いやられた無能リーマンが節約と投資、副業で資産形成し、31歳で退職しました。これからは少しの小遣い稼ぎ(Uberとか)と家庭菜園、資産切り崩しで生きていきます。

竹川美奈子著『税金がタダになる「つみたてNISA 一般NISA」活用入門』を読んだよ。

竹川美奈子さん著の『税金がタダになる「つみたてNISA 一般NISA」活用入門』を読みました。

一般NISAとつみたてNISAの違いってイマイチよく分かってなかったので、図書館で借りて読んでみることにしました。

さて、実際読んでみて、感想というか、思ったことをぼやく感じで書いてみたいと思います。

そして、ツイッターでフォローしていただいている竹川美奈子さんの目に止まっていただき、拡散してもらう狙いでございます。

ま、ほぼ自分用のメモとして書かせていただきますので、「NISAについて詳しく知りたい!!」という人は購入して読んでみてください。

NISAに関する注意点

NISAについては、一般口座に移管する場合は損益通算ができないことや繰越控除ができないこと、一般NISAとつみたてNISAの非課税期間がそれぞれ5年、20年であること、それが過ぎれば、新たなNISA枠にロールオーバーができることなどは理解しているつもりでした。

しかし、この本を読んで把握していない部分を新たに発見しました。

同じ商品を何年かにわたって買うと、取得価額が合算される

投信を取得した年次ごとではなく、NISA枠で積み立ててきた期間全体の平均取得価額が算出されるんですね。

だから投信の基準価額がこの平均取得価額より上回らなければ、利益は出ないし、下回れば損をするということである。

ただ5年を超えて、同じ商品を購入すると、損益の把握が難しくなるそうです。

新たな一般NISA口座にロールオーバーすると、(ロールオーバーする前のNISA枠で)1年目に購入した「株数(口数)」分の取得価額が移管時の時価に変わり、全体の平均購入価額も変化するからです。 このように複数年にわたって同じ商品を購入していく場合、ロールオーバーのたびに取得価額が変わる、損益がわかりにくくなるといった課題があります。

ロールオーバーすると、取得価額が変化するのは把握していませんでしたね。

金融機関を変更する場合、NISA口座で保有する株式投信は移管することができない。

NISA口座で保有する株式投信を別の金融機関のNISA口座に移管することはできないみたいです。つまりロールオーバーができないみたいです。

最近、楽天証券楽天ポイントで投信が買えたり、クレジットカードで投信が買えたりとお得なサービスを始めているので、今メインで使っているSBI証券から楽天証券に乗り換えようかと思ったが、SBI証券のNISA口座で保有している投信は、楽天証券で開設するNISA口座へロールオーバーはできないということですね。

SBI証券のサービスの充実が待たれます。

結局、一般NISAとつみたてNISAどちらを使うのか

これについては本にも書いていますが、まず一般NISAからつみたてNISAへの移管はできません。

つみたてNISAは少額からの積立・分散投資を促進することを目的とした仕組みです。一般NISAからの移管を認めてしまうと、つみたてNISAの枠で積立投資ができなくなってしまうので、一般NISAからつみたてNISAへのロールオーバーは認めていないそうです。

だそうです。

制度的には毎年一般NISAとつみたてNISAを選択できるので、ロールオーバーしたいときだけ一般NISAへ変更することは可能ですが、その年はつみたてNISAの枠は使えなくなります。また、口座管理が煩雑になるというマイナス点もあります。

私はすでに二年前から一般NISAを利用していますから、これらの理由により、つみたてNISAでの購入はしばらく見送ることにしています。

一般NISAからつみたてNISAへの切り替えの手続きも面倒ですし。

ただNISA枠での5年の運用期間を終える頃に保有している投信が含み損を抱えていたら、一般口座に移管する際、損益通算ができないので、一般口座では含み損を抱えた状態の基準価額が取得価額として扱われ、その取得価額に対して運用益が算出されてしまい、無駄に税金を払うことになってしまうみたいです。

つみたてNISAなら非課税期間が20年とかなり長いので、20年後だと含み損を抱えているリスクは小さいですね。

ま、一般NISAの非課税期間が恒久化されれば、良いですけどね。

本の感想

この本は、税金がタダになる一般NISAとつみたてNISAの特徴とその違いを分かりやすくまとめられているだけでなく、どのアセットクラスをNISA枠で積み立てしていけば良いかなどの活用法や投信の選び方などもまとめられていたので、初心者に分かりやすく、投資信託の入門書としても参考にできそうだと思いました。

特に投信の商品の選び方に関しては、とても参考になることを述べています。

大事なのは、ベストを追い求めて何もしないことではなく、今ベターだと思うものを選んで、初めてみることです。

一番どれが運用成績が良いか?実質コストが一番安いのはどれか?それは考えても分からないことで、運用を続けていくうちに後から結果で分かることだと。

「お!これは信託報酬も安いし、純資産も多い。よし!新興国株式のインデックスファンドはこれにしよう!!」

後は色んな情報を参考にして、今はこれがベターだと思えば、買うことを決定する。こういう感じが大切なのかな。

なかなか購入する投信を決められないでいると、基準価額が値上がりして、後で買っておけば良かったてことにもなりかねませんしね。機会損失ってやつです。

投資信託の運用の考え方、商品の選び方、投信の始め方まで分かりやすく書かれているので、初心者が取っつきやすい内容になっておりました。

あと、一般NISA、つみたてNISAの特徴や違いについて頭で整理するためにも、最適な教科書でしたね。

なので興味ある方は是非