スポーツ大会の審判・・。
競技で、優劣・勝敗や行為の適否を判定するこの審判という立場。
私は中学時代の部活でテニスをやっていたが、この審判をやらされることがいつも苦痛で仕方なかった。
つい最近、会社でスポーツ大会を実施したときも、私はこの審判に選定されてしまったのだが、もう酷い有様だったよ。
私のブログの読者なら、想像できると思うが、このスポーツ大会の審判、何が嫌なのか、実際に起こったトラブルを混じえ、まとめていきたいと思います。
正否判断をするのが性格的に難しい
スポーツ大会の審判をやっていると、そのスポーツのルールを把握したうえで、プレイヤーがルール違反をしていないか?得点はちゃんと入っているのか?
例えば、バスケならダブルドリブルしていないか、バレーならサーブが相手チームのライン内にちゃんと入ったかをしっかり確認しないといけないわけですね。
ま、はっきり、アウトになっているか分かるなら良いんですよ。明らかに相手の打ったサーブがラインから出ていたりとか分かるのなら良いんですよ。
問題は、ラインの上にボールが落ちたときとか、バドミントンならラケットがネットに触れていないかとか、よく見ないと見逃しちゃうような場面になった時。
こういう場合、私は投げやりになりますが、適当に判断します。
しかし、その時にプレイヤーから異議申し立てをされたとき、もう最悪です。
こちらが「アウト」と判断したら、「いや、今のはセーフでしょ?」って判断されたとき・・、テンパってしまいますよね。
ま、こういう場合は自分の判断に自信が無かったから、そうなるのだけど、明らか自分の中では「これはアウトだな。」と確信して、「アウト」と宣告した時、プレイヤーから「いや、今のはセーフでしょ?」なんて言われてしまっても、私は焦ってしまうんです。
「え?え?い、今の明らかアウトだよね?え?あれ・・、俺が間違っているのかな・・。」
相手に反論されたら、自分に非があると思い込んでしまう性格が、ここで出てしまうわけです。
(こういう性格になってしまった理由はこの記事で触れていることと関係あるかも。↓)
https://nbombombonds.com/2018/02/12/post-2631/
そして、ここで黙っていると、相手もイラついて、「おい、どうなんだよ!!」とヤジを飛ばしてくる。もう炎上してしまうわけですね。例え自分の判断が正しかったとしてもね、反論されたら私は自分に非があると最初に考えてしまい、それ以外は考えられない、ある意味思考停止の状態に陥ってしまうのだ。
ただ、最近では、新入社員の子に怒鳴るようにヤジを飛ばされるときは、私もついブチ切れてしまい、「いや、今のアウトだったから(キレ気味)」とはっきりと相手にアウトだったことを主張し、自分の判断を貫き通したことがありました。
ま、その新入社員の子から一度は、「今のセーフですよね?」と敬語で丁寧に聞かれました。この時はいつものように自分が間違っていたのか、そうだったらどうしようと考え、テンパって何も言えなかったんですが、ま、これに相手がイラついてしまったわけですね。
集団の圧力に気圧される。
例えば、バレーボール大会や、バスケットボール大会の集団競技の審判を任されてしまった時は、もう最悪ですね。
団体競技の何が嫌かって、団体つまり集団の圧力に気圧されてしまうことなんですね。
例えば、バスケットボール大会の審判をやっていた時のことです。
チームの一人がドリブルをしながら、味方にボールをパスした時なんですが、その投げたボールが味方の後ろを通り過ぎて、場内の壁にぶつかったんですね。
明らかにアウトなので私は笛を鳴らしたんですが、なんとプレイヤーの1人、パスの受け手のプレイヤーが壁にぶつかって跳ね返ったボールをキャッチし、そのまま試合を続行。
一部を除き、周りも何事も無かったかのように私の笛を無視して、試合を続行していた。
ここでまた私がまた笛を鳴らせば良かったのですが、いかんせんあまりに何事も無かったかのように試合を続行するチームを見て、自分が間違っていたのか?自分がおかしいのか?という気持ちと、私を無視する集団に恐怖を感じ、何もできませんでした。
その後、私は何で止めなかったのかと、一部のプレイヤーからクレームを食らい、運営から注意を食らってしまいました。
判断力の自信の無さと対人恐怖が重なり・・。
このように、自分の判断に自信を持てない、そして自分が下した判断に対し、他人からきつく反論されると、例え自分が正しかったとしても、自分が間違っているのではないか?そうだったらどうしようという思考が支配的になってしまうので、こういったスポーツ大会の審判をするのは億劫で仕方がありません。
そして、団体競技だと、チームのプレイヤーがルール違反を侵していたとしても、周りが何食わぬ顔で試合を続行していたりすると、指摘ができない。一度しても無視されると、二度はできなくなる。
相手にはっきり物事を伝えられない性格と、普段からの他人に対する恐怖心も重なり、その影響が如実に表れてしまうスポーツ大会の審判という役目。
仕事と一緒で恐怖しかありませんね。