ヘタレな無職の日記

仕事ができず窓際に追いやられた無能リーマンが節約と投資、副業で資産形成し、31歳で退職しました。これからは少しの小遣い稼ぎ(Uberとか)と家庭菜園、資産切り崩しで生きていきます。

公園で菓子バリボリ食いながら読書をしたよ。

先日の土日に、近くの公園で読書をしてみた。

私の家の近くの公園は、結構緑が多く、たくさんの木が植林されているので、まあ林みたいな公園なんだよな。

俺、こういう木が生い茂っていて、林みたいな公園は大好きなんですよね。

ここ最近はすっかり涼しくなって、過ごしやすくなったので、尚更公園へ行きたくなったので、図書館で借りた本を片手に、公園へ行ってきました。

しかし、本を読もうにも、ベンチが少なく、あっても背もたれが無かったので、そんなベンチに座って読書をしようという気にはなれなかった。

と、ここで、祭壇のような変なオブジェがある場所へ到着!

このオブジェが荷物を置くのに、ちょうど良い形をしていたので、荷物をオブジェの上に置いて、座るところは無かったんですけど、ま、最近は家でも立って勉強することが多い(眠気防止のため)ので、立って読書をすることにした。

好きな甘いお菓子をつまんで、食べながら、本を読み、ゆっくりと心地よい風が肌に当たるのを感じ、なかなかの幸福感を感じながら過ごすことができた。

これが、無職だったらどんだけ良いか。何度そう思ったか。

休み明けの仕事の憂鬱を感じることなく過ごすことを想像しただけで、「これが無職だったらなあ」と思うことしばしばであった。

猫が来る。

そんな感じで過ごしていると、林の中からガサガサという音が聞こえる。

音がするほうを見てみると、一匹の白い猫がいた。こっちに近づいてくる。

私は思わず「ちっちっちっちっ」と舌を鳴らしてみた。猫もそれに反応し、「ニャー」と鳴く。

「ちっちっちっちっ」

「ニャー」

「ちっちっちっちっちっちっちっち」

「ニャー」

「ちっ?」

「ニャー」

何か知らんが、会話が成立しているので、近づいて触ろうと試みる。

猫逃げる。とっさに逃げる。

まだまだ警戒心が強いらしい。

おじいさんが来る。

そんな猫を気にしながらも、読書を続けていると、今度は林の中からおじいさんがヨタヨタと出てきた。

近くにちゃんと整備された歩道があるのに、どこから出てきてるんだおじいさん。

山菜取りにでも行っていたのか?しかし、ここは公園だ。生えているのは得体のしれない毒キノコくらいだろう。

すると、おじいさん、猫のいるほうに近づき、持っているカバンの中から何やら取り出した。

焼き魚だった。

猫は周りをやたらときょろきょろしながら、魚に近づき、それでもなかなか食べようとしなかった。

「近くにいるでかいオス猫を警戒しているんだよ。いつもエサを横取りされるからね。」

おじいさんが私を見て、そう言った。どうやらこの猫はメス猫らしい。

おじいさんはたまに公園に通っては、猫たちにエサを与えているようだ。

猫もおじいさんがエサをくれるもんだから、おじいさんには触られても逃げようとしません。

これが等価交換ってやつか。

おじいさん、しばらく猫と戯れた後、急に身の上話を始めた。

おじいさん、元タクシーやらトラックやらの運転手をやっていたそうだ。

70歳まで現役で続けていたそうだが、会社から75歳まで続けないかと言われ、そんな年まで働いたら、余生が無くなっちまうということで、70歳で引退したそうな。

いやいや70歳まで働かされるだけでも、働きすぎだと思いますが、おじいさん的には引退してから5年好きなことできたから十分だそうな。

普通の人間は、やはり定年あるいはそれ以上労働することになっても、平気なんですかね。

5年で好きなことができて十分って、おじいさんのその好きなことって何だったんだろうね。5年でできること?旅行とか?

やはり、人間ってそこまでやりたいことは無いもんなのかね

ま、何に満足するかは個人の問題だから、他人は口出し無用ですがね。

ま、運転手やってたっていうから、運転自体が好きだったのなら、それはそれで幸せだったとは思いますが。

後、おじいさんが元ホワイトカラー労働者ではなく、ブルーカラーの運転手って聞いて少しホッとしてしまった。ブルーカラーよりホワイトカラーのほうが変に「労働はこうあるべき」という固定観念が強いイメージがありますのでね。研修の時から、マナーがどうの言われ続けるのがホワイトカラーですから、マナーや礼儀に厳しいと思う。

私の会社でもブルーカラーは基本定時で帰れたりしますから、労働に関してはホワイトな考えが定着していることが多いような気がしますし、マナーもぶっちゃけ守れてない奴多いし、変に気遣わなくても良いかなと。

だから何だって話ですが、相手がマナーとかに厳しい元ホワイトカラー労働者だったら、自分の挙動が変だと思われてないか、礼儀がなってないとか心の中で思われてるんじゃないかと思ってしまうので、変に後ろめたい気持ちにならなくて良かった。

もうホワイトカラー恐怖症ですね。ま、ブルーカラーは口が悪かったりしますが・・。

話は戻るが、こう優雅にお菓子を食べながら読書し、猫と戯れ、おじいさんとも戯れ、なかなか面白い経験だった。たまにこうゆっくりと外で時間を過ごしながら、とおりすがりの知らない人と話すのも悪くありませんね。

それにしても、公園でお菓子食いながら読書をするのは、自然に癒されるし、お菓子も美味いし、読書にも集中できるのでお薦めです。