私は入社前はセミリタイアを意識したことはなかった。
仕事ができないダメリーマンであることはガソリンスタンドのアルバイトを経験して何となく分かっていたが、ダメリーマンならダメリーマンなりに何とか定年まで会社にしがみつこうと思っていた。
しかし、実際に総合職として入社すると、あまりの仕事のできなさに、ここまでできないのかと絶望した。
まさかこんなに人とのコミュニケーション能力、成長途中で培っていかなければならなかった人と仲良くできるスキルなどがここまで重要だったとは想像できなかった。
人との折衝ができなかったり、対人恐怖症で人に話しかけるのが怖かったり、周りができるのにできないことがコンプレックスになり、自分を追い詰めてしまい、精神を病み、毎日が虚無感でした。
ここから、仕事を早く辞めて、楽なバイトだけで何とか生活できないかと考えるようになったわけだ。
ここが他のセミリタイアラーと違うとこかなぁ。他のセミリタイアラーは入社前からセミリタイアを意識してた方多いけれども。
そして、異動を経て、今の窓際族に行き着いてしまった。
窓際族は仕事が楽でプレッシャーが無い分、周りからは超馬鹿にされるのでプライドはずたぼろです。正直恥ずかしい。
こんな底辺に甘んじてて良いのか。大卒なのに何やってんだ俺はと葛藤に苦しみましたよ。
しかし、仕事は全然できないのは事実だし、仮に任されても周りから怒られまくりでメンタル病むし、普通に仕事任されるよりは窓際族である今のほうが私にとっては最適だと最近はよく思う。
給料も全く上がりません。セミリタイア資金貯めるなら給料が高いほうが良いに決まってますが。
しかし、私は給料を上げるために仕事を頑張ろうとすると、途端にメンタルをやられ、ろくに資金を貯められることなく、セミリタイアが早まってしまう結果になるだろう。
「給料上げて、もっと仕事頑張れ!死ぬ気でやれ!」とか言われますが、私は死ぬ気はありません。
セミリタイア資金を貯めて、ハッピーリタイアメントを目指そうと思ったら、仕事を頑張って給料を上げるより、できるだけ長く会社にしがみつき、会社からお給料を搾取するしかないのです。
搾取という言い方をすると、聞こえが悪いですが・・。
ま、でも、マルクスの資本論かなんかには、労働者が給料以上働いたとしても、そこから出た利益は、会社の設備投資などに使われるだけで、労働者は利益は還元されず、搾取される運命にあるとかなんとか書いてたな。
大半の労働者が搾取されるなら、1人くらい逆に会社を搾取する人間がいても平気だよね。
私は35歳でセミリタイアを目指してますが、もし仕事がもっと楽になるなら、もうちょっとだけ長く会社にしがみついて、セミリタイア資金をもうちょっと貯めてから資産4000万くらいで辞めても良いかなとも思っている。
給料低くても、長くしがみつくことで、資産形成をするしかありません。