ヘタレな無職の日記

仕事ができず窓際に追いやられた無能リーマンが節約と投資、副業で資産形成し、31歳で退職しました。これからは少しの小遣い稼ぎ(Uberとか)と家庭菜園、資産切り崩しで生きていきます。

「パワハラだ!!」と何でも叫ぶ世の中が悪いのか?

うちの会社、現場で大きな事故があったようだ。詳細は述べないけど・・。

現場で事故が起こると、事故報告書がメールで送られてくるんだけど、これを見たうちの部署の例のおじいちゃんがね、こんなことを呟いていた。

「最近は何でもかんでもパワハラだなんだって騒ぐから、みんな遠慮して注意できずにこんな事故が多くなった。昔は「何やってんだバカ野郎!!」って怒鳴り散らされることが多かったんだけどね。」

みたいなことを言っていた。

私はこのおじいちゃんの言葉を聞いて、何か引っかかった。モヤモヤしたような感じになった。

そんなもん、言葉遣いに気をつければいい話じゃないのか?

「何やってんだバカ野郎!!」のバカ野郎を言わないようにすれば良い。まあ、とっさのことだから「バカ野郎!!」って言ってしまうかもしれないが、後からそのことは謝れば良いだろう。

まあ最近は怒鳴ることに関しても、あまり良い目で見られなくなっているし、私も怒鳴る人は関わらないようにしている。

ただ、命に関わる行為、これをしたら大けがをしてしまうような行動が相手に見受けられる場合は、大声で「おい!!何やってんだ!!」と注意したほうが良いとは思う。

相手の身を守るためには、そうやって声を大きくして注意することは必要だとは思う。

ただ、世間がパワハラだなんだって騒ぐ根幹にはさ、怒鳴る必要が無い場面で相手を怒鳴り散らしたり、不必要に相手を傷つけるような行為で精神的に追い詰められ、自らの命を捨てる人がいるのが背景にあるんだからさ、それでうちのおじいちゃんが「パワハラだなんだって騒ぐからこんな事故が多くなった。」っていうのはおかしいよなあ。

逆にパワハラしてるほうが、業務上でミスが多くなり、それで事故につながることが多くなったりもするんですから。

身に関わる危険行為を無意識のうちにしてしまっているのなら、未然に事故を防止するとっさに大声で「何やってんだ!?」って怒鳴るというか大声で叫ぶことは別に良いとは思う。普段から怒鳴ったり、ハラスメント行為をしていないのであれば、重要なところはしっかり言って聞かせるのは大切だろうとは思う。

ま、重要なのは普段からの振る舞いじゃないかな。普段からの振舞を良くしていれば、信頼感も築けていけるわけだから。普段から怒ってばかりだと、良い印象は持たれないだろうし。

パワハラだなんだとすぐに騒ぐから、管理者も安易に怒れない気持ちも分からないでもないが、それで何か「パワハラだなんだってすぐ騒ぐからこんな事故も多くなったんだよね。」っていうおじいちゃんのセリフはちょっと訳が分からなかった。

お互い他人同士なんだし、相手を傷つけないように普段から気をつけながらも、重大事故に繋がるようなことを部下がしでかしているのであれば、そこは厳重に注意する。その意識が大切なんじゃないかなあと思う。

パワハラだなんだって言われたくないのであれば、言葉遣いに気をつける、口の悪さに気をつける、これだけでもだいぶ違ってくるわけなんだから、それで相手も傷つけないし、事故も起こさないように意識するべきかなとは思う。