ヘタレな無職の日記

仕事ができず窓際に追いやられた無能リーマンが節約と投資、副業で資産形成し、31歳で退職しました。これからは少しの小遣い稼ぎ(Uberとか)と家庭菜園、資産切り崩しで生きていきます。

セミリタイア者と自己責任論

とあるセミリタイアブログ読んでて、こんなことが書いてあってね。

コロナで40代の人で仕事をクビになり、1か月ほどで所持金が尽きた人には40代にもなって貯金が無いのはおかしいと非難したり、健康で労働能力もあって生活保護を受給することに関して懐疑的だったり、ダラダラとずっと受給させないで、さっさと自立させるように促せとかなんとか書いてるの見ちゃったんですよね・・・。

生活保護に関しては元々自立支援のための制度でもあるけれど、何だかね資産何千万も持ってる余裕のあるセミリタイア者に言われたくないよなあと思う。

セミリタイア者ってのは資産を労働賃金で形成し、労働地獄から抜け出す人が多い。

菅総理の「自助、共助、公助」じゃないけど、自助をしっかりやってる人間だから、その点は立派なんだけど。目標の資産額に到達して、セミリタイアした者は自助をしっかりやってるっていう点で自信があるのか、貯金が無い、仕事も無いで生活困窮者になりがちな者に手厳しくなりがちであるような・・。

でも資産形成できるのも、そういう環境が整ってるからともいえますよね。私もそうだが、資産形成できる人って大体正社員だったりするわけですし。正社員だと安定して毎月賃金があるわけですし、非正規よりは待遇良いし、クビにもなりにくいから、長期の資産形成の計画もしやすいし、投資とかもやってたら複利的にも増えやすい。

一方非正規だと、雇用も安定していなかったりするし、資産形成もできるにしても、低賃金だとなかなか増やせなかったりするだろう。非正規で何千万も貯めてる人もいるにはいるが。

そしてもっと最悪なのが、労働能力が無い人。私もそうだが無能は労働自体が地獄なので、精神疾患のリスクも高いし、長く働くのもなかなか難しい。そうなると貯金もなかなか増えない。

現に労働が苦痛で、でもお金も必要だから、まさに生きるために労働するしかなくこの世が地獄のように思え、自殺する人もいるわけで。

私なんかは無能なくせに大企業の窓際部署で超簡単な仕事しながら年収も370万くらい貰ってるので結構恵まれてるんですよね。現状はうつ病のリスクも低いですし。

自分が非正規で低賃金で貯金も少ししかできない状態だったら、人生に希望を見出せず、虚無感に陥るのは間違いない。セミリタイアなんて程遠いと感じるだろう。

生活保護受給者で一切自立しようとしない人間っているでしょ?そういう人一切批判しようとは思わないです。40代で工場雇い止めを食らい、1か月で所持金尽きた人にも、その年齢で貯金が無いのかっていう疑問も、そもそも環境が自分とは違うわけなので分からないです。

賃金も低かったら、貯金頑張ろうって気持ちになるのかなって、そんな精神的余裕あるのかなあって・・。自分だったらどうなるのか分からないです。

自分には自信が無い。追い詰められていたらさらに・・。

セミリタイア者が資産形成してセミリタイアできているのは環境のおかげ。そういう人間が、できない人間に自己責任論を振りかざすのはモヤモヤするなぁと思う。

だからセミリタイア者にはあまり自己責任論を語ってほしくないなあ。それに自分だって労働が苦痛で逃げたんだから、同じく労働の苦痛から逃れたくても、低賃金で資産も少額でなかなかそれができない人に逃げ道を塞ぐような自己責任論を振りかざしてほしくない。

仕事ができない人なんかは特に生活保護で一生暮らしても良いと思ってるくらいです。自立するべきかどうかなんか気にしなくて良い。てかこんなの気にしてたら、逃げ道がどこにもない。逃げ道が無ければそこで終了なのです。