ヘタレな無職の日記

仕事ができず窓際に追いやられた無能リーマンが節約と投資、副業で資産形成し、31歳で退職しました。これからは少しの小遣い稼ぎ(Uberとか)と家庭菜園、資産切り崩しで生きていきます。

「権利を主張する前に義務を果たせ」って言うけど・・。

権利を主張する前に義務を果たせという言葉がありますが、私はこの言葉が嫌いです。

そもそも権利が主張できない人が多いから、権利をもっと主張して自分を守るようにしないといけない時代になっているのに

生活保護関係の本を最近読んでるんだけど、過去の裁判の判例などを見ていると、いかに行政側が平気で違法行為をし、被保護者の保護を認めないとする事例がいかに多いことか。

北九州市の過去の硫黄島作戦の事件なんか酷いものですよ。辞退届を強要して保護廃止させて、被保護者を餓死させた事件。

こういうの見ていると行政側が憲法や法律を守る意識が低いのに、「まず義務を果たせ」と言われる所以が分かりません。(特に生活保護関係はひどい)

こうやって権利を侵害してくる人間がいかに多いことか。

保護を打ち切るとすぐに困窮状態に陥り、最悪餓死している人間も過去にはいるのに、人の不幸を屁とも思わない、守ってくれない連中に対し、真面目な対応をしようと思いませんよね。普通なら。

ていうか自助がやたらと強調されている時代なのですから。

また、こういった「権利を主張する前に義務を果たせ」という強い言葉を使うことは、国に逆らえない連中が、矛先を自分より弱者の人間に向けているに過ぎず、弱者間で分断させて、国に非難の目を向けさせない工作のように思える。

「権利を主張する前に義務を果たせ」ってバカの一つ覚えみたいにこのセリフ吐く人あまりにも多いんだもの。誰が最初に言い出したんだろ。

こういう現状を見ていると、「権利を主張する前に義務を果たせ」という言葉は強い立場の人間が支配したい弱者側が権利を主張してほしくないから、作られた言葉の1つじゃないかなとも感じる。

この言葉は真に受けないほうが良いです。

そうやって、こちらに義務を果たせない罪悪感という鎖で抑えつけ、権利を主張させないようにしようという戦法だとも考えられる。

支配者層の卑劣な支配構造が垣間見えるようになっている今、この言葉を含め、自分たちは何を求められているのか・・。

江戸時代以前は、日本人は助け合って生きてきたみたいですが、現代はやたらと自助を重んじる。自己責任論がやたらと蔓延するようになったのはここ最近ではないか?

そして私のように個人主義が強い人間が増えてきたのもここ最近だ。

貧困層が増えてきている現代で、やたらと自助を強調される理由は何なのか。その裏を見ないといけませんね。