ヘタレな無職の日記

仕事ができず窓際に追いやられた無能リーマンが節約と投資、副業で資産形成し、31歳で退職しました。これからは少しの小遣い稼ぎ(Uberとか)と家庭菜園、資産切り崩しで生きていきます。

奄美大島 遠征釣行日記 4日目(宮古崎ササントにある地磯での釣り)

奄美大島の中でも5本の指に入りそうな美しい風景が見られる場所、宮古崎ササントという名所がある。

大学時代に初めて訪れた際は、あまりの美しさに感動したものです。

その名所から下へ通じる階段がありまして、そこから地磯に繋がってるんですよね。

以前から、そこで釣りしたら何が釣れるんだろうと気になっていたので、4日目、ほぼ最終日にそこで釣りをやることにした。

宮古崎ササントへの道のり

まず、名瀬から大和村行きのバスに乗る。

岡直というバス停が宮古崎の最寄のバス停になるのだが、これがなかなか離れていて、しかも山を下った先にあったので、バスを降りた後は来た道を戻る羽目になり、山道を上って歩いていくのでした。

宮古崎へ通じる入口の駐車場に到着しても、そこから2.5キロ歩かなければならないというなかなかハードなルートである。

バスで行くのはオススメできないね。

でも、たどり着くと・・。

草原が広がっていて、素晴らしい景色なんだわ。

目的地までの道中も綺麗なんですけどね。

風景だけでテンションが上がるが、さらにここで釣りをするとなると、嫌でもワクワクしてしまう。

釣りをするには、やはり下に降りて、海の近くまで行くんですがね。

下に降りると、地磯が見えてくるんだが、写真では分かりづらいが結構崖になっているので、かなり怖い。

比較的斜面が緩やかな場所を選んで、写真右手の地磯に向かった。

到着したポイント↑の地磯については足場は比較的良く、とても広い。ゴツゴツはしてるけどね。

人も1人もいないから、独り占めできて最高である。

早速釣りを開始する。

今回はいつもの仕掛けと一緒に、撒餌を用意した。

2カップ分ぐらいの市販の撒餌とアミエビを大さじ3くらい混ぜたものを元手に、精米機で無料で入手した米ぬかを大量に入れ、量をカサ増しさせた撒餌である。

それに海水を入れて混ぜると、小麦のように粘りっけが出てきて、塊になりやすく、投げる時に投げやすい。米ぬかはなかなか便利である。

さて、海はどこも深さがそこそこあり、魚もいそうな雰囲気がびんびんあった。

 

早速撒餌を投げると、それに群がる魚影が見えた。結構大きいサイズが群がっていた。

実際に仕掛けを投げてみると、ウキに結構反応がある。これはいける!!

グイっとウキが少し沈んだところで竿を持ち上げると、それはヒットした。

結構強い引きだ。だが見覚えのある引き方が。ものすごく粘り、抵抗を見せる。

1日目で宇宿港で釣ったテンジクイサキと似ている。

 

そして姿を見せたのが・・。

 

イスズミちゃんだ。こうして見ると、メジナに似てるよね。

サイズは23くらいだった。多分ミナミイスズミってやつだと思う。

このサイズでも十分引く。

イスズミちゃんはメジナ釣り師には結構嫌われてるけど、俺は好きかな。

引きも良いし、見た目も好きである。

 

まあ逃がしたけど・・。

 

んで、同じ場所に何度も仕掛けを投げるけど、イスズミちゃんばかり掛かる。

んで全部直前でバラシてる。

ちょっと飽きたんで、別のポイントを探してみた。

すると、良さそうなポイント発見!!

 

窪みのような場所を発見。深さも結構ありそう。

中を覗いてみると、何やら巨大なサイズの魚の影がちらっと見えた。

この穴の底に何かがいる。

もう興奮が止まりません。慌てて釣り竿を手に持ち、底を狙って、仕掛けをその穴の中に沈めた。

すると、いきなり当たりあり!!

グイっとウキが沈んだ瞬間に、私は竿を持ち上げた。

すると、魚もびっくりしたのか、慌てて走り出す。

凄い引きだ。「何だ何だ?」と思いながら、リールを巻き続けるが、直前で竿の引きが弱くなった。

逃げられてしまった。

 

すかさず、もう一度仕掛けを穴に沈める。

するとまた、ウキが沈んだ。とたんに合わせると、また強い引きが!!

でも今度はプチっと糸が切れた。

 

ここはヤヴァイぞっと興奮が収まらない。

すぐに仕掛けを作り直し、再び穴の中に仕掛けを沈める。

すると、またウキがグイっと沈んだ。

すかさず合わせると、先ほどより凄い引きが。これは逃がしたやつよりデカい。

海底のほうへグンッと勢いよく逃げようとする。しかし、その一度だけの大きい引きを感じさせた後、すぐに魚体が浮いてきた。

最後に力を絞り出しすぎて、その反動が来ちゃったかな?体力結構無さそうな感じであった。

浮いてきたのは何やらピンク色をした魚。

 

 

 

イラブチャー、イチモンジブダイである。

古仁屋で釣ったやつよりはるかにデカい。

デカいが30センチは無かった。28くらい。それでも私にとって十分である。

嬉しすぎた。

こいつはリリースしないで、持って帰ることにした。

もうこいつが釣れただけでも、満足しちゃいましたが、まだまだ時間あるし、もう一度同じ穴に仕掛けを沈めることに・・。

 

すると、またウキが沈んだ。まだいるのか??

タイミング良く合わせると、再びデカい引きが!!

ドラグが鳴りまくると同時に竿もかなり曲がる。こんな引き方今までのサイズとは違う、もっと大きな引き方だ。

これは?イチモンジブダイよりデカくないか?そう思わせるような強い引き。

こいつも勢いよく海底に潜りこみ、強烈な引きを見せたのを最後に、力尽きたのか浮いてきた。

イチモンジブダイと同じパターンだ。

んで、見えてきたのが、今度は青い魚体だった。

 

 

 

オビブダイの雄だった。サイズは33センチくらいあった。

古仁屋で釣ったこいつ↓の雄バージョンだった。

めちゃくちゃ派手な色である。

この青いイラブチャーは、一応奄美のよう南国に来たら、一番釣りたかった魚の1つなので、もう死んでもいいと思うくらいに満足度は大きかった。

普通ならこんな派手な色の魚釣れても、みんな嫌がるが、南国に来たら、こういう派手な色の魚を釣りたくなるんです。

それに奄美じゃ、エラブチと言われ、立派な食用魚で美味しいと好まれている魚なんですよね。

もうこいつ釣っただけで、奄美に来た価値が私にはありましたね。

 

それからは同じ穴を狙ってたけど、あまり反応が無くなり、小物ばかりが釣れた。

 

こんなベラばっか。ヤマブキベラ。こいつ関東でもよく釣れるんですけどね。

何やらデカいのが泳いでいるのが見えたけど、全然掛からなかったな。

なので、また別のポイントを探した。

するとまだまだ良さそうなポイントがありましたよ。

 

結構深さがあり、魚もいそう・・。

しかし、実際に投げてみたけど、反応あるのは小物ばかりであった。

掛かったのはボラとかイスズミとかばかり。それも全部バラした。

底を狙っても特に反応は無かったな。多分時間帯がもう釣れない時間帯になっちゃってたのかな。

今回は満潮がお昼だったから、釣れても良いような状況だったんだけど、あまり反応が無かった。

しかし、景色は最高なので釣れなくても癒される。

しかし、この日は水を持ってきていなかったので、体が途中でフラフラしてきました。

誰も人がいないポイントなので、熱中症とかになって倒れても助けは来なさそう。

だから、早いけど、13時には退散することに。

ま、帰りのバスの最終便も15時半とかなり早めだったし、ちょうど良いかということで。

2匹も巨大なエラブチを釣ったわけですし、満足度も大きいので帰る準備をすることにしました。

釣った2匹のブダイはその場で、血抜きし、ウロコを手で取り、内臓もなるべく潰さないように取り出して、クーラーボックスの中へ。

 

 

↑ポイントから見た宮古崎。あそこから降りてきたわけだ。

帰りも来た道を歩くので大変だが、魚が釣れた満足感でアドレナリンが出ていたのか、不思議と疲れはあまり感じず、バス停まで歩くことができた。

バス停に到着後も時間があったので、周辺の集落を散策。

 

 

 

 

やっぱり南国特有の雰囲気がありますね。

それからバスに乗って帰りました。

ゲストハウスに帰ってからは、朝から何も食べていなかったので、スーパーに寄り、ちらし寿司を買って食してから、近くの公園に寄り、魚を捌き刺身に。

 

イラブチャーを刺身にするときはこうやって皮はつけたままにするらしい。

皮の色を楽しむためだとか。

んで、本当は皮は炙ったほうが良いんだけど、炙る機械も持っていなかったので、そのまま生のまま食べた。

まあ、コリコリしてて美味しかったよ。身も甘味がある。

炙ったほうがもっと美味しいんだろうけど。

刺身にしたのは半分だけなので、残りは家に持って帰って、鍋にしましたね。

 

 

ブダイはやっぱ鍋にしたほうが美味い。