ヘタレな無職の日記

仕事ができず窓際に追いやられた無能リーマンが節約と投資、副業で資産形成し、31歳で退職しました。これからは少しの小遣い稼ぎ(Uberとか)と家庭菜園、資産切り崩しで生きていきます。

コンビニのアルバイト体験記 その4 【コンビニのブラックなところとは?】

コンビニのアルバイトはブラックなのかと言われると、それは店舗によって違うとしか言いようがないです。

つまり店舗によってはブラックなところもあるということです。

私のアルバイト先は店長もその他のスタッフも優しい方ばかりで、お客さんも少なくまったりしていたのでホワイトの部類かなぁと思います。まぁ時給は750円と安かったですが。

しかし、店長の話だと、近所のあるコンビニでは、相当厳しいところもあるみたいでした。

そこの店長は鬼のように厳しく、ちょっとミスしただけで1時間説教されたり、1人のバイトに24時間働かせたりと相当大変なところもあったみたいです。

そんな感じなので、辞める人が多く、いつもアルバイトを募集していたそうな。

そこの店舗は店舗の中で1番清掃状態が良いということで賞も貰って、ヨーロッパ旅行の招待券も貰ったそうですが、1人だけヨーロッパへバカンスを楽しんできたりしてたようです。日々清掃を頑張っているのは店員なのに。

そんな店員を奴隷としか見ていない店舗もあれば、私のアルバイト先のようなゆるゆるな店舗もあったわけです。

さて、アルバイトにとってはブラックかどうかは店舗によって違いますが、コンビニの店長にとっては業界自体が結構ブラックかと思います。

主な理由は以下の3点ですね。

基本、24時間365日休みなし。

コンビニって今は24時間営業している店が多いじゃないですか。

店長はアルバイトと違って、その店のオーナーなわけですから、基本は24時間365日休みは無なわけです。大手コンビニチェーンのオーナーですから、店長の方針で営業時間を決めたりとかはできません。

とはいっても睡眠は必要なので、睡眠のために毎日帰宅はしますが。

うちの店長も、昼の11時くらいに一旦帰宅して、また夜の7時に店に戻ってを毎日繰り返していました。

しかし、毎日家に帰っても、何かしらトラブルがあったりして一睡もできずに店に戻ってくることも多々ありましたね。母親を病院に連れていかないといけなかったりとかで。

そういう時は店の事務所で仮眠を取ってました。

明らかに健康に悪いです。それを毎日休日も無く過ごすわけですから、疲れは相当蓄積されていくでしょうね。

本部からの発注命令は絶対

私がアルバイトをしていた店舗は某大手チェーン店でした。

なので商品を発注するときは本部を通して仕入れなければなりません。他の問屋からは当然仕入れすることはできないわけです。

そして、発注するときは、ある程度は仕入れの量をその店の店長が調整できますが、新商品の場合とかは本部からは発注量を指定され、大量に買わされるんです。

本部自体は店舗に買わせた分、利益になりますが、店舗では売れないとそのまま廃棄になるので、売れないときはその店舗のロスになるわけです。

ま、売れなかったら本部は本部で売れる戦略を立てるのだと思いますが、売れなかったときのダメージは店舗に負わせて、本部は新商品が売れなくてもそこまでダメージを受けない仕組みなわけですね。

末端の店舗に犠牲を負わせるわけです。

典型的な搾取の構図ですな。

3ヶ月に1度の棚卸が恐ろしい

うちの店はそうでしたが、3ヶ月に1度、本部による店内の商品在庫チェックが実施されていました。いわゆる棚卸しってやつですね。

店舗にあるすべての商品の在庫を数え、帳簿と照合して差異がないか調べることを、棚から商品をおろすという意味で棚卸しと言います。

帳簿上あるべき在庫と実際の在庫が合わなかった場合、ロスとして処理することになり、万引きや廃棄時の未処理、あるいは店長含む内部の人間による不正などが疑われます。 店舗の状況を知る上で必要な作業です。

これの何が恐ろしいかと言うと、もし、帳簿上の在庫に対し実際の在庫が下回っていたりしたら、私が勤めていた店舗では店長の管理ミスとして、そのロスを店長が補填しなければならないのです。

その補填しなければならない金額は数十万単位だったりするので、大変です。

万引きされて商品在庫が少なくなっていたとしても、それは店長の責任ということになるのだろう。

経営者だからとはいえ、組織の中では店長は末端の存在。その末端に尻ぬぐいさせ、本部は損しないやり方はまさに搾取と言わずになんというか。

これじゃあ大手コンビニチェーンの店長といえども、所詮は雇われみたいなものだな。

どこもかしこも上位層が下位層を搾取する構造は変わらないようだ。

コンビニのオーナーにとってはブラック要素がつきまとう

私たち雇われの店員(アルバイト)は店長次第で労働環境がブラックかどうか決まってしまうと思います。しかし、店舗のオーナーにとっては、基本本部からの指示に従わないといけないため、ブラックかと思います。

ま、オーナーを目指す人には大変な道でしょうが、ただのアルバイトで働く場合は店舗の混雑状況や、店員の雰囲気を視察すれば、ブラックかどうかはあらかた判断付きますね。

店員にヤンキーっぽいとかチャラチャラしてそうな髪染めた男がいる場合は注意かもしれません。私が働いていた店のように真面目な雰囲気の人しか採用しないという店舗はまったり働けると思います。

それと忙しそうな店は避ける。駅前の店とかは避けたほうが良いかもしれませんね。

セミリタイアしている人でもし興味があればコンビニはどうでしょうか。

この業界は年配の方でも働いてる人は多かったので、年配の方も普通に応募すれば受かると思います。

さて、次回は番外編として「万引き犯 vs ボン」の記事について書きたいと思います。