ヘタレな無職の日記

仕事ができず窓際に追いやられた無能リーマンが節約と投資、副業で資産形成し、31歳で退職しました。これからは少しの小遣い稼ぎ(Uberとか)と家庭菜園、資産切り崩しで生きていきます。

学生のときの私の視野の狭さ

私は学生時代のアルバイトでガソリンスタンドの店員をやっていた時期がありました。

ガソリンスタンドにはセルフとフルサービスの店がありますが、私がアルバイトしていた店は後者のほうでした。

もうそれはそれはきついアルバイト先でした。

お客さんの車の誘導から始まり、嫌がる客に洗車やらないかとか水抜き剤いらないかとかガソリン以外のものを売り込んだり、そして働いてる店員はヤンキーみたいなやつばかりなので、パワハラ当たり前。当然私のような仕事できない人間はパワハラの標的になりましたね。

私じゃないですが、暴力振られた方もいました。

おまけにガソリンの量間違えたりすると、間違えた分は店員が自腹を切って補填しなければならない。今考えると信じられないブラックでした。

そんなバイト先にあるおっちゃんが正社員として入社する

こんなブラックバイト先に、優しそうな40代くらいのおっちゃんが正社員として入社しました。

初めて対面し、挨拶されたときは、どこにでもいる気の良いおっちゃんというイメージでした。

しかし、この方も仕事はできるほうではなかったので、周りの年下のヤンキーみたいな店員からパワハラに遭います。内容は覚えてませんが、かなりひどいことを言われていましたね。

そんな状態がずっと続いたせいか、この方も次第に性格が歪んでいきます。さらに仕事ができない私のような人間に対し、少し失敗したくらいでおっちゃんは怒鳴り散らすようになりました。

私が積極的に他の仕事をやろうとしたときも

[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="1.jpg" name="おっちゃん"] お前はこれだけやっときゃいいんだよ!! [/speech_bubble]

とか、私への扱いもちょっとひどくなりましたね。

それでも私はこの人に対し、怒りは感じませんでした。逆にすごく哀れに思いました。。

私は当時ピュアだったので、これくらいの仕事は耐えなければならないという気持ちでいました。

だからどんなにきつい職場でも根性で耐えなければいけないんだと思い込んでいました。

だから、このおじさんも耐えなければいけない。

さらには、このおじさんのような高齢の人には他に行く宛もないでしょうから、こういう世界でみじめに生きていくしかないのかとやりきれない気持ちになったのを覚えています。

しかし、今は違う

今は精神的に病気になるくらい苦痛な思いをするくらいなら、もっと楽な道を考えていいと言う気持ちになりました。

世間体を気にして無理をしなくていい。

あんなブラックなガソリンスタンドの正社員になるんだったら、給料安くても非正規でもっと気楽なとこ探してもいいのだ。

その代わり、安い給料でもやっていけるように、節約の意識は身に着けといたほうが良いと思いますが。

ま、でも、1回節約を意識してやるようになれば、自然とできるようになるはず。

話は戻りますが、学生の頃の私は、あのおっちゃんは私のバイト先のガソリンスタンドのような酷い場所で働くことを我慢するしかないと思っていた。

これが生きることなんだと。

でも、実際はそうではない。楽なほうに逃げたっていい。世間体も気にしなくていい。どんな形であれ自分が幸せだと思う生き方をしていいんだと思うようになりました。

私の場合だと、セミリタイアを目指すことがそうですね。

仕事先を見つけ、一度そこに勤め始めたら、そこにずっと勤め続けなければならないとか正社員じゃなきゃダメとかそういうことは決してないと今では思ってます。

上記のガソリンスタンドのおっちゃんのように、あの世界でみじめに生きていくしかないのかとやりきれない気持ちになる必要もない。

自分は視野が狭かったと今では思います。

ま、こういう考えになれたのは、私が会社で仕事できずにボロボロに打ちのめされ、この苦痛から逃れ幸せになる方法を考えるようになったのがきっかけですがね。