ヘタレな無職の日記

仕事ができず窓際に追いやられた無能リーマンが節約と投資、副業で資産形成し、31歳で退職しました。これからは少しの小遣い稼ぎ(Uberとか)と家庭菜園、資産切り崩しで生きていきます。

セミリタイア後すぐに空手始めて3か月で挫折しました。その3

空手の稽古にはミット打ちという稽古があります。

2人でやるんですが、1人はミットを持って、相手に蹴りや正拳を打たせます。

まずミットを持つ位置についてなんですが、相手の腰の高さに合わせたりして、相手が蹴りや正拳突きをしやすいように合わせるんですね。

ここでも相手目線が必要になり、できていないと師範にめちゃくちゃ怒られることになります。

また、ミットを打つほうの人は、相手のミットを持つ手に自分の蹴りや正拳突きが当たって、ケガしないように配慮しないといけません。

これがなかなか加減が難しく、ついゆるく打ってしまうんですよね。相手がケガしないように。

そうすると練習にならないので、強く打つように師範に言われるのですが、打つ時の蹴りの態勢や足の位置を相手の手に当たらないように打つのが難しく、師範も「こう打つんだ」と言って、私の足を持って形を示してくれるんですけど、それでも分からず、何度も同じ態勢で打ってしまい、師範に「何度も言わせるな!!」「相手目線が足りない!自分のことしか考えてない!!」と毎回ドヤされてしまいました。

1人でやる基本稽古でやる蹴り方と、ミット打ちをする時の蹴り方を多少変える必要があると思うのですが、基本稽古でのやり方が定着しており、また基本稽古での蹴り方をしないと意味ないのでは?と自分で思い込んでしまって、師範に言われた通りの形になかなか直すことができませんでした。自分の中で、ミット打ちでの蹴り方が定まっていないというか何というか。

ま、これに関しては私が悪いのですが、いかんせん何度も言われ、ドヤされてしまうと、いつものように自分のできなさを責めて、精神的ダメージを負うのを軽減させるために、「そんな細かいところまで気を配れないよ!!」と心の中で開き直っていました。

それでまあ何とかモチベーションを維持していたんですけど、ここでB氏から稽古が終わった後に、いつもの指摘のDMが来たんですね。

んで、内容もいつもよりさらにキツめ口調でした。

 

内容は確か

「あなたミット打ちの時、私の手にあなたの足が当たってるって師範と私が何度も言ってるじゃないですか!!」

「これが高校大学の部活なら、先生が「あいつちょっとたるんでるからしめていいよ」って上級生に指示して、締められているところですよ!?」

要約するとこんな内容でした。

ま、きつい言い方ですが、正論ではあるんですが、やはり気が滅入ってしまいました。

てか、高校大学云々のところは、何か脅されている気がしてさらにしんどくなりました。

別にわざとやってるわけではないのに。

 

一応、「ミット打ちの時は蹴り方をこういう風にすれば良かったんですね。」「回し蹴りの時は足の付け根を相手に当てるんですよね」と自分のやり方が正しいかどうかを一応先輩であるB氏に尋ねると・・。返信はこう来ました。

「何言ってるの?回し蹴りは足の付け根じゃなくて、爪先を伸ばして、脛を当てるんです!!」

「最初の指示を、完全に理解し損なっているのに、見当違いのことを正しいと思い込んでいるから「こうすれば良かったんですね」と言える」

「全く何も見てないし、聞いてないですね。」

とまあ、指摘は間違っていないんだけど、いちいち言い方にトゲがあるので、発狂してしまいそうになるんですね。てかこの人師範でもないのに。

 

さらにこれだけでなく、話が変わって別の稽古での場面での私の行動を指摘したんですね。

「あなた移動稽古の時に前屈立ちではなく、猫足立ちをやりましたね。しかもすぐさま態勢を戻さずに、もたもたして皆を待たせましたね。あの態勢はしんどいんです。」

「あなたがいかに他人を見ていないかがよく表れています。他人を平気で待たせる神経が理解できません。」

と、こんな感じでまるで私が極悪人のように表現されてしまいました。別にわざとやってるわけでもないし、あの時は自分なりに態勢を戻すのに必死だったのに・・。

 

そして、ここで何もかもがプッツンと切れ、音を立てて崩れていきました。

そして、空手稽古に対する今まで心で感じて抑えていた色んな不満が、いっきに湧き出てきて、「もういいや。」となってしまいました。

 

元々、1年やったらやめるつもりではいました。1年先輩の方が師範からめちゃくちゃボロカスに毎回言われているので、自分だったら耐えられないと思い、最低1年はやって、それなりに武術のこと学んで、後は逃げようと思ってました。

ま、最低な考え方かもしれませんね。でも、武術を学ぶモチベーションを保つにはこうやって心理的に逃げ道を作るしかありませんでした。

しかし、B氏の毎度のDMによる細かい指摘で、その逃げ道も塞がれ、心理的に追い詰められてしまう。

武術はまだまだ興味があり、学びたいことはまだありましたが、それ以上に稽古も厳しいし、日常生活にも支障をきたしていたので(あまり眠れない等)、私が考えていた平穏なセミリタイア生活とは逸脱しているような気がしました。

んで、そして今回のB氏の怒涛の指摘のオンパレード。

空手を辞めるきっかけには、とてもふさわしい物でしたね。(笑)

 

とまあこんな感じで空手を辞めることにしました。

辞めるというか実際は休会なんですけど、いきなり退会するとは師範に言える勇気が無かった。(笑)

師範から「少し休んだら、また参加してください。」と言われましたが、もう戻れる気がしません・・。

 

ちなみにB氏のことは、師範に相談しました。

すると師範はB氏を叱ってくれたみたいです。

B氏からも謝罪のDMがありました。

師範から「自分がどう変わっていくかだよ。人のことは気にしなくて良いからね。」と言ってくれましたが、これは私の「自分のペースで良いから、できることを増やす」というスタンスと同じだと思うんだけど、稽古では「何度も言わせるな!!」「一年もやってて何をしてたんだ!!」「帰れ!!」と叱責しまくっているのを見ると、本当に師範はそう思っているのかと思ってしまう・・。

 

ま、こんなわけで、空手稽古を挫折してしまったんですが、私のヘタレすぎる根性も問題なんだなとは思います。

こんな遊び半分で稽古に参加してしまって申し訳ない気持ちもありますね。

ま、でも良い経験にはなりました。色んな意味でね。