市民農園を借りて、家庭菜園を始めて、半年以上が経過。
色々作物を育ててみましたが、なかなかうまくいきません。
農法としては、無肥料不耕起の自然農法を採用しています。
肥料代などが高騰している中で、これからは自然の力を活かした、肥料も農薬も使わず、ビニール資材のマルチとかも極力使わないこの自然農法を採用していく必要があるなあと思い、始めてみましたが、1年目だからか、作物がやはり育ちませんね。
↑トマトは枯れかけてる・・。
私が使用している市民農園の畑ですが、以前の使用者は恐らく、肥料を使い、土を耕す、一般的な慣行農法を採用していたと思います。
使用する始めは、雑草が殆ど生えていませんでしたしね。
なので、まずは作物が無肥料、不耕起でも育つように、土壌作りから始める必要があると思い、行動に出ることにしました。
取り合えず、今までの半年間で、畑全体に雑草が生えるようにはしてました。
刈った草をそのまま、畑の畝に敷いていくと、土壌むき出しだった場所もだんだん生えてくるようにはなりましたね。
雑草自体も、根から土に有機物を提供し、根自体は根付くことで、根と土の間の隙間ができ、水はけなども良くなるし、自然と耕すことにも繋がります。雑草の根が水分を保持して、保水性にも繋がる。
草を刈るときも、根は残して、地上部だけを刈って、それを畑の畝に敷くようにしています。
今回そこそこ長く雑草たちが伸びたので、一度全体的に草を刈り、その草を畑全体に敷きました。
んで、それだけでは、土壌が出来上がるのには時間がかかると思うので、緑肥のソルゴーを畑全体に植えることにしました。
緑肥とは、畑に植えて、成長したものを刈り、畑にすき込むことで、土壌細菌に分解してもらって、土の栄養にするための植物です。
このソルゴーも、成長すると1m以上になり、それを刈ってすき込むことで、土の栄養になってもらいます。
また、背丈が高いので、防風や農薬飛散防止などのメリットがあり、根も1m以上に伸び、その根が耕盤層(土の中の硬くなった層)を破壊してくれるので、それが耕起の役割にもなるし、土の中の余分な肥料や農薬なども吸い取ってくれるので、以前の使用者が使った肥料の毒とかも抜いてくれると思います。
↑種を撒いたソルゴーが芽を出し始めました。
自然農法では、肥料などに含まれる肥毒を抜いてからでないと、無肥料で作物は育つようにならないらしいので、まずは土の中を健康にする必要があるということですかな。人間と同じだ。
自然の状態で放っておいても、土の中は改善されていくらしいのですが、それだとかなり長くかかるので、そのお手伝いをするという目的でソルゴーを植えてみることにしました。
それと土壌の状態にはステージというものがあります。
土の栄養の状態ごとに荒れ地、やせ地、普通地、肥沃地とステージがあり、そのステージによって生えてくる雑草の種類も違ってくるとか。
↑の画像によると、うちの畑では、ヨモギなども生えてますが、シロザ、アカザ、カラスノエンドウは春に結構たくさん生えていたので、恐らく普通地かな?
しかし、今は強害雑草で、どこにでも生えるようなメヒシバやエノコログサが殆どだから、やせ地と普通地の間くらいじゃないかなあと思っている。
だから、ピーマンや大玉トマト、ナスが育たないのかな?
↑ピーマン。成長も止まり、色も悪い。
山東菜はそこそこ成長して、そこそこ収穫できたので、やはり普通地なのかなあ。
ただ、場所によって違いますね。
大根も、枯れずに一応成長した場所と、すべて枯れてしまった場所があったので、やっぱり普通地とやせ地の場所が散らばるように存在してる感じかな?
カボチャやゴーヤも育たなかったけど、これは場所がやせ地以下だったってことか?
↑エダマメだけは、ほんとよく育っています。なので一応やせ地以上ではあるのか・・。
↑サツマイモも一応、成長している。
雨の降らない快晴がずっと続いて、一時期成長止まってたけど、雨が何回か高頻度で降ってから、また新芽が出るようになった。
今後は晴れが1週間以上続き、土が乾燥するようなら、水もあげるようにしようと思う。(基本は水やらない)
ま、なので、今はエダマメとかサツマイモとか育つ野菜を中心に、作物を育てることにします。
エダマメはマメ科なので窒素固定菌が根に共存してますから、これが土も肥沃にしてくれて緑肥の代わりになりますしね。肥毒も吸収してくれるっぽい。
あと2割くらいは、キャベツとか白菜とか肥沃な土地でないと育たない野菜を実験的に作ろうかと。
そんな感じでやってみたいと思います
それと今は畑に生える雑草の種類を増やしたい。
畑の土壌の状態を見ながら、徐々に育てられる野菜の種類を増やしていきたいですね。
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